呼吸の方法で、赤ちゃんが「病気にかかりやすい・かかりにくい」に差が出るとしたら…あなたは信じますか?
突然ですが…。
あなたは普段、口と鼻どちらで呼吸をしていますか?
「もちろん!鼻呼吸しているわ~」
という方も、ぜひチェックしてみましょう。
- いつも口が開いている
- クチャクチャ音を立てて食事をする
- 唇がかわきやすい
- 口臭がキツイ
- 朝起きると喉が痛い
どうですか?
当てはまるものはありませんか?
もし…1つでも当てはまったら口呼吸をしている可能性が高いです(汗)
口呼吸は大人も子供も絶対に直して欲しい癖の一つ。実は、赤ちゃんが1歳頃から病気にかかりやすくなるのも、口呼吸が関係している可能性が高いのです。
この記事では、口呼吸と鼻呼吸の決定的な違いや、「口呼吸」が病気を引き起こす理由について解説していきます。
病気にかかりやすくなる「口呼吸の害」は、赤ちゃんがいるパパやママは絶対に知っていて下さい!
目次
鼻呼吸と口呼吸の違いはなに?鼻呼吸が健康にいい理由
そもそも呼吸には、
- 鼻から空気を吸う鼻呼吸
- 口から肺に空気を入れる口呼吸
の2種類がありますよね。
もちろん、どちらの呼吸法でも「息」はできます。
でも実は「鼻呼吸」と「口呼吸」の違いは、息を吐いたり吸ったりする「場所が違う」だけではなく、天と地ほどのすごい差があるのです!
なんと、呼吸を「口」にするだけで、
- 病気を引き起こす原因になる
- 虫歯や歯周病の原因になる
可能性が高くなってしまうのです(汗)
大げさげではなく、口呼吸にメリットなんて全然ありません!
一方で、鼻呼吸にはメリットしかありません(^^)
例えば寒い日に外で息を思いっきり吸ってみて下さい。
- 鼻から息を吸ったとき
- 口から息を吸ったとき
で、体に入る「空気の冷たさ」に違いを感じませんか?口呼吸の方が、体の中が冷えませんか?
実は口呼吸をすると、口から入った冷たい空気は、口の中の水分を奪いながら肺へ移動します。つまり、冷たい空気がいきなり体の中に入ってくるので、喉を痛めたり、乾燥する可能性が「グッ」と高くなるのです…。
一方で鼻から吸い込んだ空気は、鼻のフィルターを通って温められて肺へ送られるので、
喉が乾燥することはありません(^^)
しかも鼻から吸い込まれた空気は、曲がりくねった鼻の中を通りながら、
①ほこりや細菌やカビなど身体にとって有害な異物を除去
鼻の穴の中には「鼻毛」だけでなく、繊毛(せんもう)があることで、ウイルスやホコリなど有害なものをキャッチして鼻水として外へだし、体の中に異物が入らないように働いてくれます。
いわば、体の中の空気清浄機みたいなものですね♪
②温度を一定に保つ
さらに、鼻呼吸は空気の温度調節もしてくれます。
鼻から入った空気は「副鼻腔」を通ることで、温められてから肺の中に入っていきます。「冷たい空気」も温められてから喉を通るので、喉を痛めることがないんですよ(^^)
③湿度の調整
さらに温められた空気は「加湿」され、湿気で細菌の侵入を防いでくれています。
ウイルスや細菌は「乾燥した環境」が好きなので、加湿された環境では細菌が住みにくく繁殖できません。
しかも乾燥した空気は喉も傷つけてしまうので「鼻の加湿機能」も本当にありがたい働きです♪
まとめると鼻呼吸には、
①ほこりや細菌やカビなど身体にとって有害な異物を除去
②温度を一定に保つ
③湿度の調整
の働きがあり、この3つのフィルターを通った空気が肺に入ってくるので、口呼吸に比べて断然病気になりにくいのです\(^o^)/
喉の扁桃腺もウイルスや細菌から体を守ってくれる効果がある
ところで、もし運よく3つのフィルターを突破した細菌やウイルスが鼻の奥に入ってしまったらどうなるのでしょうか?
安心して下さい。
「喉の扁桃腺」が異物の侵入から体を守ってくれるので心配いらないんです(^^)
喉の奥にある扁桃腺。
風邪をひいたときに「扁桃腺が赤く腫れてるね~」と、お医者さんに言われた経験はありませんか?
実は扁桃腺も、細菌やウイルスから体を守ってくれている「免疫器官」。
でも、優秀な免疫器官も「口呼吸」をしていては、その効果が発揮されません…。
口呼吸は本当にデメリットしかないのです(汗)
そもそも鼻は息をするための場所だし、口はしゃべったり食べたりする場所です。そのため、わたし達人間は、鼻呼吸をすることが正常のはず。
つまり、口呼吸をすることは異常!ということ。
余談ですが、哺乳類の中で口呼吸をしているのは人間だけなんです。
犬などが舌を出して「ハアハア」している理由は、体温の調節をしているから。呼吸は鼻からしているんですよ(^^)
病気を引き起こす口呼吸の6つのデメリット
口呼吸になると、鼻のようなフィルター(空気清浄機)を通らないので、口から吸った息は、ダイレクトに空気と一緒にウイルスやホコリも体の中に入ってしまいます。
つまり、口呼吸では
- 加湿されないので、口の中を乾燥させてしまう。
- 免疫機能のある鼻水や唾液の出る量が減ってしまう。
- 喉の扁桃腺も乾燥しやすくなる。
- 扁桃腺の免疫機能の働きが弱くなる。
- 乾燥した場所が大好きな細菌の繁殖が活発になる。
- 鼻汁があっても外に出ず鼻の中で渇いてしまい、細菌が繁殖して炎症を起こす。
と、病気になる可能性が「グッ」と高くなってしまうのです(><)
口呼吸と虫歯や歯周病の関係
さらに口呼吸は、虫歯や歯周病にも深く関係しています。
唾液には
- 溶けた歯を修復する再石灰化作用
- 口の中の汚れを洗い流す自浄作用
- 唾液に含まれる物質が粘膜を保護する保護作用
- 細菌の繁殖を抑える抗菌作用
- 口の中を中性にする緩衝作用
と、さまざまな働きでわたし達の健康を守ってくれています(^^)/
でも「口呼吸」で口の中が乾燥し、唾液の量が減ってしまうと、虫歯だけでなく歯ぐきが腫れやすくなったり、歯周病や口臭も悪化します…。
▼歯磨きしても口臭が気になる時は、こちらが参考になります▼
さらに歯の表面も乾燥してしまい汚れや着色がこびり付きやすくなるなど、呼吸を「口」にするだけで体にデメリットだらけなのです。
赤ちゃんは全員最初は鼻呼吸している!でも1歳頃から口呼吸になる子が増える理由
実は赤ちゃんは全員、最初は鼻で呼吸をしています。
もちろんわたし達が赤ちゃんだった頃も、他の哺乳類の動物と同じく全員が鼻呼吸をしていました(^^)
ちょっと思い出してみて下さい。
赤ちゃんがミルクやママのおっぱいを飲む時に、息継ぎなんてしていませんよね。
息継ぎせずに赤ちゃんが何十分もおっぱいが飲める理由は、赤ちゃんは鼻で呼吸しているから(^^)しかも赤ちゃんの食道と気管はまだ分かれていて、食道と気管それぞれが「同時に」働くことができるからなんです。
しかし鼻呼吸をしていた赤ちゃんも、1歳前後から口呼吸をするようになります。その理由は言葉を話始めるから。
赤ちゃんは1歳前後になると気管と食道がつながり始め、「あーうーうー」などいわゆる「喃語」をしゃべるようになります。
実は赤ちゃんが「口呼吸」をするようになるのは、ちょうどこの頃(1歳前後)だと言われているんです。
つまり言葉を話す(1歳頃の)時期に、「口呼吸」が癖にならないようにしてあげることが、その後の口呼吸予防につながるのです(^^)/
赤ちゃんが口呼吸になっていく詳しい過程は赤ちゃんはいつから口呼吸になるの?鼻で息をしながらおっぱいを飲む秘密。にまとめているのでぜひ参考にして下さい。赤ちゃんの進化の過程を知ると本当に役立ちますから(^^)
赤ちゃんが口呼吸になる2つの原因と予防方法
そもそも赤ちゃんが口呼吸になってしまう理由は、
①鼻づまりが長引いて口呼吸が癖になる
②しっかりミルクやおっぱいを飲んで育ってないため口の筋力がない
の2つの理由が考えられます。
風邪などの「鼻づまり」から口呼吸が癖になってしまうことも多いので、口呼吸予防のためにも、鼻づまりは早めに解消してあげましょう。(赤ちゃんの鼻づまりって、長引くことが多いですから…汗)
また②のように、口の周りの筋肉不足が原因で口が閉じられない子も多いです。
本来赤ちゃんはおっぱいを飲むだけで、
- 口の周りの筋肉
- 舌
- あご
などさまざまな筋肉を鍛えています。
しかし吸って飲める「間違った哺乳瓶」を使った赤ちゃんの中には、口の筋肉が十分発達しないまま成長してしまい、口がいつもだらしなく開いたままで「口呼吸」が癖になってしまう子が多いのです…(><)
(口を閉じるには下唇を重力に逆らって持ち上げなくてはいけないため、赤ちゃんのうちから鍛えておく必要があるんです)
▼変えのニプル▼
口呼吸は癖になる前に止めさせるべき理由
口呼吸が癖になると、鼻呼吸をしなくなってしまいます。そのままでは鼻に空気が流れず分泌物が乾燥し、ますます鼻が通らなくなる悪循環に…(汗)
もし口を閉じて、鼻で息が3分間出来ないときは、早めに耳鼻科で治療してもらいましょう。
また、子供たちは風邪をひいてしまうと、そのまま口呼吸が癖になることもあるので注意が必要です!
繰り返しますが、口呼吸になると細菌やウイルスがダイレクトに体に入ってしまうため病気にかかりやすくなります。また口の中も乾燥するので、虫歯や歯周病になる可能性も高くなります。
そう!口呼吸は百害あって一利なし!
大人も子供達も【口呼吸の治し方】子供でも簡単に試せる6つの改善方法で口を閉じる子に大変身!を参考に口呼吸は一刻も早く直しましょう!
もし、鼻呼吸ができないくらい鼻づまりが苦しい時はすーすー茶で、鼻の通りをよくしてあげましょう(^^♪
早く鼻づまりを解消してあげることも、口呼吸の予防になりますから。
まとめ
わたし達の呼吸の基本は鼻呼吸です。
なのに「口呼吸」の赤ちゃんや子供達が増えている今…。口呼吸のままでは、病気や虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまいます。
口呼吸は「癖」にしないことが一番です!
呼吸が口呼吸になるだけで、
- 免疫機能が低下
- 風邪や病気になりやすい
- 虫歯や歯周病になりやすい
と、デメリットしかありません。
またアデノイド顔貌という独特な顔つきになることもあります…(汗)
口呼吸を止めるだけで予防できる病気がたくさんある!ことを、赤ちゃんがいるあなたにはぜひ知っていてほしいのです(><)
赤ちゃんは最初は全員、鼻呼吸をしています。そのまま1歳以降も赤ちゃんを口呼吸にしないためには
- 鼻づまりをすぐ解消してあげる
- おっぱいや「口の筋肉を鍛えられる哺乳瓶」でミルクをしっかり飲んで口の筋力をつける
2つを徹底してあげて下さい。
(もし鼻呼吸ができないくらい鼻づまりが苦しい時は、すーすー茶で一刻も早く鼻の通りを良くしましょう!)
赤ちゃんや子供達を病気に負けない体にするためには、口呼吸が「癖」になる前に防いであげることが一番です!
おっぱいが出にくくて悩んでいませんか?
おっぱいをしっかり飲んだ子は、口を自然に閉じられる子になります(^^)
もし万が一、ママの母乳が出にくい時は、ママに必要なDHAや葉酸や乳酸菌など栄養が摂れる妊娠中からできる母乳ケア「すくすく母乳の泉」で体質を改善して母乳が出やすい体をつくっていきましょう(^^)
母乳が出やすい体を作る、ママと赤ちゃんに嬉しいサプリメントです(^^)/
赤ちゃんの口がしっかり閉じられる子にするためにも、母乳育児を頑張ってみませんか?
口呼吸で歯に着色がついた時の対処方法
口呼吸で歯が乾燥すると、歯の黄ばみや着色汚れが前歯に付きやすくなりますよね。
歯磨き粉で歯の黄ばみや汚れをとっていきましょう!
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