おすすめ哺乳瓶ってどれがいいの?
という悩みに、約200人以上の赤ちゃんの食事指導に関わってきた歯科衛生士がお答えします^^
『完母で頑張りたいけど、哺乳瓶にも慣らしておく方がいいかな…』って思うこと、ありますよね^^;
結論から言えば、完母で育てているなら、そのまま母乳のみで育てる方がおすすめです^^
ただ事情により哺乳瓶をつかいたい場合も、ありますよね…。
そんなときは、『母乳の飲み方に近い哺乳瓶』を選びましょう!
その理由は、『哺乳瓶選び』を間違ってしまうと
・歯並びの悪い子
になる可能性があるからです…。
ここでは、
- おすすめの哺乳瓶
- 選んではいけない哺乳瓶
- 哺乳瓶でのミルクの飲ませ方のコツ
について紹介していきます^^
ぜひ参考になさってください^^
\歯科衛生士おすすめの哺乳瓶はこちら!/
おすすめの哺乳瓶の乳首(ニプル)の選び方
哺乳瓶を選ぶときは、『おっぱいと同じような飲み方ができるもの』を選びましょう!
その理由は哺乳瓶の種類によって、赤ちゃんの口の動かし方がぜんぜん違うからです…。
普通『おっぱいを飲む』と聞くと、赤ちゃんが『吸って飲む』イメージがありますよね。
でも赤ちゃんって、おっぱいを『吸って』飲んではいないんです…。
『口の周り』や『舌』をつかって「搾り出す」ように飲んでいるんです^^
その工程は、
①口を大きく開けて「ガブッ」とおっぱいをくわる
②舌で乳首を上あごに押し付ける
③唇やほっぺたをつかって口の中を陰圧にし、乳首を搾るようにしておっぱいを飲む
というステップ^^
この動画の55秒からの『舌・あごの動き』を見てください^^
赤ちゃんは『舌先』を上あごにつけ、搾り出すように母乳を飲んでいますよね。
この『舌の動き』ができることで、離乳食が始まったときも、スムーズに飲み込める子になるんですよ^^
あなたも「唾液」を飲み込んでみましょう!
上あごに舌をつけたまま、ゴックン!と唾液を飲み込みましたよね^^
このように『舌が上あごに付いている』ことで、食べ物をスムーズに喉に送ることができるんです^^
つぎに、赤ちゃんが母乳を飲むときの『下あごの動き』を見てください。
あごがリズムよく、上下に動いていますよね!
この『あごの動き』は、食べ物を『噛むとき』の基本となる動きです。
つまり母乳をしっかり飲んだ子は、離乳食が始まる前からすでに
「噛む」→「飲み込む」という口の動きを練習できているということ^^
だから離乳食が始まっても、スムーズに噛んだり飲み込むことができる子になるんです^^
おすすめの哺乳瓶
歯科衛生士がおすすめするのは、『ビーンスタークの哺乳瓶』です^^
おすすめできない・選んではいけない5つの哺乳瓶
赤ちゃんに使って欲しい哺乳瓶は、『母乳と同じ口の動きができるもの』。
逆に選んではいけない哺乳瓶は、
・「X」のような穴があいたクロスカット
・「Y」のような穴のあいたスリーカット
・乳首の穴が大きいもの
・乳首が劣化したもの
これらの乳首は、ちゅうちゅう吸うと簡単にミルクが飲める造りになっています。
赤ちゃんが苦労せずにミルクが飲めてしまうため、
口や舌を動かす練習ができないんです…。
『ちゅうちゅう吸える哺乳瓶』は、たとえるならストロー飲みをするように、口先だけでちゅうちゅう吸って飲める乳首!
ためしに『ストロー飲み』のマネをしてみてください^^
舌が下の歯の裏側にくっついて、波打つように『前後』に動きますよね。
実は、この『舌の動き』がよろしくないんです…。
なぜなら舌は、『上下運動』しかしないのが正常だから。
舌を『前後』に動かすのは、英語の発音のときくらいです…。
つまり『ちゅうちゅう飲む哺乳瓶』をつかっていると、早くから「前後」の舌の動きが癖になってしまう…ということ。
その結果、
- 無意識に歯を舌で押して歯並びが悪くなる
- 飲み込むときに『舌』が前にでて、食べこぼしが多くなる
子になる可能性があるんですよ…。
でも「前後」の舌の動きが癖になれば、のどに流れる食べ物が『前』に出てしまい、
・食べこぼし
・うまく飲み込めない
などの弊害が出てくるんです…。
\舌のつかい方が悪いと、食べこぼしが多くなり理由はこちら/
赤ちゃんがおっぱいを飲むことは、生まれもった『本能』です!
だから生まれてすぐ、おっぱいを吸うことができるんですよ^^
反対に、生まれたての赤ちゃんに『ちゅうちゅう吸って飲む乳首』でミルクをあげても、うまく飲むことはできません。
それだけおっぱいの飲み方と「吸って飲む哺乳瓶」とでは違いがある!ということなんですよ^^
だからこそ歯科衛生士としては、ミルクで育てるときは
「おっぱいを飲むときと同じ口の動き」ができる乳首を選んでほしいのです^^
ビーンスタークの哺乳瓶は、乳首の内側に「弁」がついています^^
吸うだけでは、飲めない構造になっているのでおすすめです^^
完母から哺乳瓶をつかう時の注意点・嫌がる時の対処法
完母の赤ちゃんの場合、途中から哺乳瓶に変えると、
戸惑ったり嫌がって、最初はスムーズにミルクを飲んでくれない可能性があります…。
でも、慣れるまでに時間がかかるのは普通のこと^^
最初は嫌がっても、根気よく飲めせあげてほしいんです。
とはいえ『ビーンスターク』の場合、口の動かし方は基本的に母乳の飲み方と同じ。
なので、慣れればスムーズに飲めるようになるはずです^^
そのコツを紹介します^^
お腹を空かせからミルクを飲ませる
哺乳瓶を試すときは、お腹を空かせてからビーンスタークの乳首でミルクをあげましょう。
最初はミルクがなかなか飲めなくて、泣いてしまうかもしれません…。
でも20~30分は頑張って飲ませてみましょう!
哺乳瓶で赤ちゃんが上手に飲めるようになるまでは、赤ちゃんとの『根比べ』は、必ず必要になります^^;
最初は戸惑うかもしれませんが、お腹が空いていれば、赤ちゃんなりに試行錯誤して
どうにかミルクを飲もうと頑張るはず^^
根比べは必要ですが、ぜひ頑張っていただきたいです^^
それに『ビーンスタークの哺乳瓶』は、基本的におっぱいを飲むときの口の動かし方と同じ!
だから赤ちゃんがコツをつかめば、スムーズにミルクが飲めるはずです^^
思うように飲んでくれなくても心配しすぎない
哺乳瓶を嫌がると、栄養や水分が足りているか心配になりますよね…。
でも、赤ちゃんの体重の10分の1の量のミルクを飲めるようにすれば、極端に体重が減る心配はありません^^
それに、哺乳瓶に慣れてくれば自然に体重も増えてきますし、7ヶ月以降なら離乳食も開始していい時期!
なので7ヶ月に近い時期なら、思うように飲んでくれなかったり、嫌がっても心配しすぎる必要はありませんよ^^
ママ以外の人がミルクをあげる
哺乳瓶を嫌がるときは、あなた以外の人がミルクを飲ませるようにしましょう。
ママだと、どうしても『おっぱいのにおい』がしてしまい、おっぱいを欲しがってしまいます…。
なので嫌がるときは、人を変えて再挑戦してみてください^^
ミルクは満足するまで十分な量を飲ませる
ミルクをあげるときは、満足するまで赤ちゃんに飲ませてあげましょう。
おっぱいなら、赤ちゃんがどれだけ量を飲んだか分かりませんよね?
満足するまでおっぱいを飲んで、最後に「もういらない〜!」と、赤ちゃんから乳首を「ぺっ!」と離して終わるのが本来の姿^^
ですから「ミルクは1回が何ccじゃないとダメ!」ではなくて、
たとえ作った量を飲み切っても、また少し多めに作って満足するまで飲ませてあげましょう^^
乳首はローテーションでつかう
搾り出して飲めないので、変えの乳首を何個か用意して、ローテーションで使いましょう^^
\変えのニプルはこちら/
おすすめ哺乳瓶の選び方まとめ
完母から哺乳瓶をつかうときは、『おっぱいの飲み方に近い哺乳瓶』をつかうのがおすすめです。
哺乳瓶の中には、『吸って飲むタイプ』のものがあります…。
でもこのタイプの哺乳瓶は、口先だけしかつかわずミルクが飲めてしまいます…。
その結果、『噛む⇒飲み込む』という口の動かし方を練習することができず、
「うまく食べられない子・噛めない子」になってしまうんです…。
食べることは一生続きます!
口を正しく動かす練習をすることは、赤ちゃんの一生の宝になります^^
食べこぼしの多い子や滑舌の悪い子にしないためにも、哺乳瓶で育てるときは、ぜひビーンスタークの乳首を選んでみてください^^
▼変えのニプルはこちら▼
\7ヶ月からの離乳食の進め方はこちらが参考になります/
\赤ちゃんがよく食べる野菜や果物の選び方は、こちらが参考になります^^/
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