初めまして♪
わたしは現在、2歳の娘がいる歯科衛生士の「まみん」と申します^^
このブログでは、離乳食は作らない方がいい!
離乳食を作らないほうが
- よく噛める子
- しっかり飲み込める子
になる!という理由を発信しています^^
とはいえ、わたしも最初から『離乳食は作らなくていい!』と、考えていたわけではありませんでした。
でも、ある先生との出会いと、娘の生んだ経験から、
今は1人でも多くの『離乳食に悩んでいるお母さん』に向けて、
『離乳食は難しくないよ♪』
『もっと肩の力を抜いて、離乳食を進めていいんだよ♪』
という事実を知ってほしいと思ってるんです^^
歯科衛生士をしていて感じた違和感
わたしは結婚し産休に入るまで、13年間ずっと矯正歯科や小児歯科や予防歯科など、
さまざまな分野で歯科衛生士として仕事をしてきました。
患者さんと接するなかで「歯科衛生士はわたしの天職〜!」と本気で思える仕事に出会えたことが、本当に幸せだなぁ~と感じています^^

とはいえ、わたしの歯科衛生士人生は
決して順風満帆ではありませんでした…^^;
就職1年目では、院長夫婦と価値観が合わず、うつ状態に…。
次の歯医者では、なんと先生がうつ状態で、従業員全員、突然解雇…!
など、決して穏やかなものではありませんでした。
でもそのおかげ?で、歯科衛生士としてすごく大切な『原点』を知ることができたんです!

それがこのブログを始めた理由でもあります!
最初の2件の歯医者は、子どもの患者さんも多いところでした。
そのなかで、歯磨き以外で気になったのが、
- 歯並びの悪い子
- 口がいつも開いている子
- 舌足らずな話し方の子
- 舌が歯の間から見えている子
- しまりのない顔の子
が想像以上に多いことでした。
そして、その子達のお母さんと話す中で、
『よく噛んで食べなさいって注意しても、ぜんぜん噛まないんですよね…』
『注意しても、いつも口が開いてしまうんですよ…』
という悩みをよく聞くようになったんです…。
でも、まだ就職して2年目だったわたしは、
『なぜじょうずに飲み込めないのか…』
『口をとじられないのか…』
という原因が、分からなかったんですよね…。
だから専門書で調べたり、育児書まで読んで調べようとしましたが、けっきょく答えは分かりませんでした。
もちろん先生に質問してみましたが、納得できる返事はかえってこなかったんですよね…。

しかも当時働いていた先生はうつ状態だったため、情緒不安定。
必要最低限の業務内容しか、話せない状態だったんです…。
そんなとき、先生の精神状態が悪化し、いきなりスタッフ全員解雇にされてしまったんです…。

もう急すぎて、コントみたいな話でしたよ…^^;
(とはいえ不当解雇だったので、知り合いの弁護士さんに必要な手続きをおこなってもらい、無事にその歯医者とは縁が切れました…)
でもこの解雇が、わたしの歯科衛生士人生の新しいスタートになったんです!
次に就職した歯医者では、『口の病気』を抱えた赤ちゃんの治療もしている病院でした。

早い子だと、生まれて2週間から通っていたんです。
その病院の先生は、赤ちゃんへの治療はもちろん
- 哺乳の方法
- 離乳食の進め方
など、赤ちゃんの成長とお母さんの話を聞きながら、
その子にあった哺乳の方法や離乳食の始め方を提案する先生でした。

そこで大きな発見があったんです!
それは、わたしが今まで疑問だった『口が閉じられない子』や『大きな物を飲み込めない子』の原因が、赤ちゃんのときの
- 哺乳
- 離乳食
にあると分かったこと!
それだけでなく、
- 歯並び
- 虫歯
など『口』に関係するほとんどの問題は、食生活が大きく関係していると知ったんです!

これは本当に衝撃でした!
さらに先生は、
『育児書は無視していい!』
『月齢別の離乳食は作らなくていい!』
と、自信をもって指導する人でした。
最初は『ん?このおじさん、なに言ってるの…?』と思いましたが、
指導内容や、指導を受けた赤ちゃん達の成長を間近で見ていると、その意味がすっごくよく分かったんです!

この先生との出会いは、衝撃でした!
しかも先生の言うように、育児書を無視した離乳食の進め方のほうが、赤ちゃんはよく食べるんです!
なんでも、よく食べる!
『離乳食を作らない』方法を実践したお母さん達も、
『こんなに楽な方法で良かったんですね!』
『今まで苦労して離乳食を作ってきた時間はなんだったの?!』
と驚く人ばかり!
とくに上に兄弟がいるお母さんは、
『この子、上の子よりよく食べるんです!』
『上の子より離乳食が楽です〜!』
と口を揃えて言っていました!

この変化を間近でみたいたわたしは、『離乳食は作らない方がいい!』と先生が言ってる意味を身をもって知ったんです!
すべては母乳を飲むことから始まる
さらにわたしが衝撃だったのが、
- 噛む
- 飲み込む
など『口の動き』は、すべて母乳を飲むことから始まっていた!ということでした。
本能で知ってるおっぱいの飲み方とは違い、『噛むこと』は練習しながらうまくなってきます。

赤ちゃんって『歯』が生えてきたら、勝手に噛めるようになるわけじゃないんです。
歯をうまくつかうためには、口の周りの筋肉をじょうずにつかえないといけません。
たとえば切れ味抜群!の包丁があっても、料理経験ゼロの人がつかっても、うまく食材を切れませんよね…。
包丁を使いこなすには、腕の周りの筋肉をうまくつかえなくてはいけません。

これは歯も同じ!
おっぱいをしっかり飲んだ赤ちゃんは、自然に
- 舌
- あご
- ほっぺた
など、口の周りの筋肉をつかえるようになります。
すると歯が生えても、じょうずに食べられる子になるんですよ^^
離乳食はつくらない方がうまくいく
しっかりおっぱいを飲んで、お座りの姿勢が安定してくると、
離乳食になっても、すんなり食べられるようになってきます。
とはいえ育児書では、月齢で区切って、
- ゴックン期
- かみかみ期
など細かく『固さ』を決められているよね。
でも月齢で区切ってしまうと、どうしても月齢に振り回されて、離乳食で混乱したり、つまずくお母さんが増えてしまいます…。
先生はよく、離乳食で悩むお母さんに
それは成長のペースを無視してる。
それに赤ちゃんによって、食べられるものにはかなり差がある。
だから周りと比べて焦る必要なんて、ぜんぜんないんだよ^^』
と口癖のように言っていました。
そして肝心の離乳食は、お座りがしっかりできる7ヶ月頃から始めること!
さらに、わざわざ赤ちゃんように別メニューなんて作らず、『昔ながらの和食をつくって赤ちゃんにも食べさせる』というスタイルを勧めていました^^
むしろ赤ちゃんにも取り分けるから、家庭の食事の質や味付けを薄味にするなど、大人の食事に気を気を配るほうが大切だよ!と付け加えながら。

これを最初に聞いたとき、もう衝撃でした。
でも赤ちゃんの成長過程を知ると、離乳食をつくらなくていい意味も納得でした。
さきほど紹介したように、離乳食を始める前に、しっかりミルクやおっぱいを飲んだ赤ちゃんは、
- 唇
- 舌
- あご
- ほっぺた
をしっかり動かせるようになっています。
すると、大抵のものは歯がなくても食べられるようになっているから、わざわざ『柔らかい離乳食』をつくる必要がないんです^^
赤ちゃんの成長の流れを知っておくと、周りをみて焦る必要もないし、
『そろそろ果汁くらいはあげた方がいいかな…』
なんて悩みもなくなります!
逆に
『7ヶ月頃まではしっかりミルクや母乳を飲ませて、口の周りの筋肉を鍛えればいいんだ!』
と分かるため、患者さんのお母さん自身、とても気楽に育児をしていた印象でした^^

赤ちゃんの成長に、飛び級なんてありません^^
だから、まだ姿勢が安定してない子や、しっかりおっぱいが飲めていない赤ちゃんに
『コレ食べようね!』と口元に持っていっても、思ったように食べてくれないんです。
また先生は
早く早く!と食べさせたくなる気持ちも分かるけど、発育に関してはそれはダメ。
結果だけ欲しがるのではなく、たまには遠回りしてもいい!という気持ちで離乳食も進めていけばいいんだよ!
それに時期がきたら、なんでもバクバク食べる子になるから!
そしたらゴボウでもなんでも、欲しがるならあげてみればいい!
食べれる・食べれないは赤ちゃんが決めることだから』
育児書通りに離乳食を進めてしまうと、赤ちゃんの発育より『育児書の月齢』ばかり気にするようになります。
でも、それがお母さん達のノイローゼの原因になっていたんだ!と知ったんです。

でも発育の過程を知っていると、離乳食の開始時期は、赤ちゃんの方から『そろそろ始めていいよ〜』と教えてくれます^^
わたし達大人はその時期を見逃さず、環境を整えてあげることが大切なんだ!と、
患者さんや娘を見ていてすごく思うんです。
舌が出たりポカン口になる原因
さらに、しっかりミルクやおっぱいを飲んだ子は、口の成長にもいい影響が出ることも知りました。
そもそも口が閉じられない子が多いのは、それまで口をよくつかってこなかったから。
柔らかいものばかり食べているせいで、口の周りの筋力が弱ってしまい、
重力にさからって、下唇を上にもちあげておくことができないんです。
育児書にあるような柔らかい食べやすい離乳食が、子ども達の口の成長に悪影響になる…と知ったときは、
今までの疑問が解消したのと同時に、ほんとうに驚きました。
そして、1人でも多くの離乳食で悩んでいるお母さんにこの事実を知ってもらいたい!と強く思ったんです。
離乳食をつくらない子育てを実践してみて
『離乳食は作らなくていい!』という先生のもと、気づけばわたしは13年以上、赤ちゃんの食事指導に関わってきました。

そんなわたしも、出産し娘を育てるように。
もちろん7ヶ月までは母乳以外は何も与えず、お座りが安定してきたころから離乳食を開始しました。

と言っても、もちろん離乳食なんて作りません^^
最初は、ご飯をちょっと柔らかめに炊いて、様子を見ながら食べさせていました。
ウンチの状態も変わりなかったら、次に煮物のジャガイモをスプーンで少しつぶしてあげる。
問題なければ違う食材…というように、
普段わたしが食べているメニューの中から、娘に取り分けるスタイルで進めました^^

手に持って食べたそうなときは、わざと大きく切ったリンゴも持たせてガジガジ噛ませてみたり…。
さまざまな味をインプットする時期だからこそ、レモン汁を箸につけたものを舐めさせてみたり、
セロリなどクセのある野菜も、どんどんかじらせてみたりしていましたよ^^
そして10ヶ月ころには、大人と同じサイズのものも平気で食べる子になったんです^^
7ヶ月までしっかり母乳を飲ませていたおかげで、奥歯が生えてなくても、歯ぐきでなんとか噛もうとモゴモゴしたりしています。
娘を見ていて改めて、月齢別の離乳食ってやっぱり必要ないんだ!と強く感じたんです。
そして、母親になって驚いたことがもう一つ。
それは小児科の指導で、「歯がないと離乳食で硬いものが食べられない」と栄養指導がされていること。
これは衝撃でした!
なぜなら病院の栄養指導では、赤ちゃんの『口の発育状況』より、「歯の数」しか見ていなかったからです。
実際わたしも、
『奥歯まで生えてないから、まだ今の時期は歯ぐきで潰せるものを食べさせましょう』
と栄養指導を受けました。
思わず『いえ、普通に大人と同じ食事を食べてますよ^^』と言ってみたものの、スルー!
淡々と「この時期は歯ぐきで食べれるものをあげましょう」と指導は続き…。

まさに木を見て森を見ず!
モヤモヤした気持ちだけが残りながらの帰宅でした…。
と同時に、こういう「歯だけを見た指導」が、お母さん達が離乳食でつまづく原因をつくっているんだ…と危機感を感じたのです!
歯の数しか診てない栄養指導のせいで、
「離乳食を食べてくれない…」と悩むお母さんが増えたり、
将来の子ども達のあごの発達や歯並びにも悪影響が出てしまう事実を伝えたい!!
離乳食で悩むお母さんはもちろん、歯並びの悪い子や、口がポカンと開いている子を減らすために、一人でも多くの人に『柔らかい離乳食は作らなくていい!』という真実を知ってほしい!

そんな思いで、離乳食は作らなくていい!というブログを発信させてもらっています^^
離乳食は作らないほうがうまくいく
噛むことや飲み込むことって、外からは見えないから見落とされがちになります。
でも
- 歯並びが悪い子は遺伝はもちろん、食事や姿勢など『環境』が原因になっていることも多い
- 硬いものが噛めない子・大きなものが飲み込めない子は、元をたどれば哺乳や離乳食に問題があった
- 虫歯が多い子は、歯の磨き方はもちろん食べ方にも大きな問題がある
- ポカン口・舌が歯の間から見えている子の多くは、柔らかいものしか食べていない
など、口に問題がある子は必ず
- 哺乳
- 離乳食
に行きつく!と13年の経験と自身の子育てから分かりました。
わたし達大人が、当たり前のように噛んだり飲み込むことができるのは、赤ちゃんのときにしっかりトレーニングしてきたから!
そのトレーニングで大切なのは、オギャーと生まれてから3歳くらいまでの時期!

この期間にしっかりおっぱいを飲んだり、よく噛んで食事を食べることが大切だと、身をもって知ったんです。
だから離乳食に悩んでいるお母さんに少しでも楽になってほしく、このブログで発信しています^^
▼最初に読んで欲しい記事▼
なお、当ブログの情報や商品は、ご自身の判断と責任においてご利用をお願いします。
ご利用することによって生じたトラブルや問題は、責任を負いかねますので、予めご了承ください。