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子供の早食いを治す!赤ちゃんが離乳食を噛まずに飲み込む原因と対策法

離乳食
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離乳食を食べるスピードが早い…。
ハイペースで食べるから、喉に詰まらせないか心配…。
もっと噛んでほしいけど、どうすればいいの?

 

という悩みに、自身も2歳の子供を育児中、
今まで、約200人もの赤ちゃんの食事指導に関わってきた歯科衛生士がお答えします!

 

結論から言えば、赤ちゃんにいくら『カミカミしようね…』と言っても、早食いは直りません。

 

なぜなら早食いになる一番の理由は、『噛まなくてもいい離乳食を出している』ことが原因だから。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

噛まなくても飲み込めるから、赤ちゃんは自然に『早食い』になっていたんです…。

 

大人だって、『プリンを30回噛みなさい!』と言われても、無理…ですよね^^;

 

これは赤ちゃんも同じこと。

 

『よく噛むかどうか』は、食べ物の

  • 種類
  • 大きさ

によって決まります。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

つまり早食いを直すには、『今の離乳食の形態』を見直す必要があるんですよ^^

 

ここでは赤ちゃんの早食いを直す方法について、ベテラン歯科衛生士紹介します^^

 

簡単な方法で直るので、ぜひ参考になさってくださいね。

 

 

なおこの記事では、生後7ヶ月以降で

・お座りの姿勢がしっかりしている
・手が自由に動く
・おっぱい(ミルク)をしっかり飲んでいる

赤ちゃんを対象とした、離乳食の進め方を紹介しています。

 

 

離乳食を早食いする赤ちゃん!噛まずに飲み込む原因は?

実は今、大人も早食いの人が増えています。

 

その理由は、噛まなくても食べられる

  • ハンバーグ
  • パスタ

などの洋食メニューが増えたから。

 

つまりいくら赤ちゃんに『カミカミしようね…』と言っても、
柔らかい離乳食を出していては、赤ちゃんはいつまで経っても噛んでくれないのです。

 

 

そもそも、食事をよく噛むかどうかは、

  • 食材
  • 大きさ

によって決まります!

 

 

つまりすぐに飲み込めない食事を出せば、赤ちゃんは自然に噛むようになるし、
注意しなくても勝手に早食いが直る!
というわけです^^

 

 

赤ちゃんは本能的に、口の中に食べ物が入るとまず飲み込もうとします。

 

でも『これは飲み込めないぞ!』と分かったとき、初めて噛んで飲み込みやすい形にするんですよ^^

 

歯科衛生士
歯科衛生士

だから、どんどん『噛みにくい離乳食』を出してほしいんです^^

 

それに意外かもしれませんが、『早食いする…』ということは、言い換えれば『飲み込む力』が発達している証拠!

 

食べ物を飲み込むには、

 

・食べ物を噛んで飲み込みやすい形にする
・舌を上あごにつけ、食べ物を喉に送る
・ゴックンと飲み込む
というステップが必要ですよね。
歯科衛生士
歯科衛生士
このうち、『飲み込む』ことは、
この流れの最後ステップ! 
つまり、早食いできるあなたの赤ちゃんは、飲み込むまでの
  • 噛む
  • 喉に送り込む

 

というステップが発達している!という証拠^^

 

だから、

  • よく噛めるもの
  • 1口で入らないサイズ

のものも、食べられるようになっているんですよ^^

 

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ママ
ママ

でもまだうちの子、奥歯も生えてないし、
柔らかくしないと食べられないんじゃ…

 

 

という心配もありますよね…。

歯科衛生士
歯科衛生士

大丈夫です^^

 

なぜなら赤ちゃんは歯がなくても、おっぱいを飲むときのように舌を上あごにつけ、
押し付けるような動作で食べ物を食べられるからです。

 

そしてだんだん『歯ぐき』で食べるようになり、
歯が生えてくると、噛んだり潰しながら食べられるようになるんですよ^^

 

 

しかも、本能的に知っている『おっぱいを飲むこと』とは違い、『噛むこと』は経験して覚えていくもの

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

『歯』があるから、自然に噛めるわけじゃないんです。

 

だからまだ奥歯が生えてない子でも、

  • 噛みごたえのあるもの
  • 一口で入らないサイズのもの

をあげて、舌や歯ぐきをつかって噛む練習をどんどんさせてあげてほしいんです。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

赤ちゃんは適応能力に優れています^^

 

だから最初は苦戦しても、赤ちゃんなりに前歯や歯ぐきをつかって食べるようになりますから^^

 

 

\歯がなくても食べられる理由は、こちら/

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ママ
ママ

でも硬いもので離乳食なんてつくれないわ…

という不安は、次で解決します^^

 

離乳食の早食いを治す方法

生後7ヶ月以降で

・お座りの姿勢がしっかりしている
・手が自由に動く
・おっぱい(ミルク)をしっかり飲んでいる

赤ちゃんなら、奥歯がなくても

  • 歯ぐき
  • 前歯

をつかって、大抵のものは食べることができます^^

 

 

とはいえ、離乳食が

  • 柔らかいもの
  • ベビーフード

のようなものでは、いくら『モグモグしようね…!』と言っても、早食いは直りません…^^;

 

 

繰り返しますが、よく噛むかどうかは食べ物の

・性質
・大きさ

によって決まります。

 

だからこそ『噛みごたえのあるもの』をどんどん赤ちゃんに出して、
自然に噛む回数が増える環境をつくればいいんです^^

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

それに『噛みごたえのあるもの=硬いもの』ではありません^^

 

たとえば、

  • ワカメやヒジキなどの海藻類
  • キノコ
  • 豆類
  • 野菜

はけっして硬くないけど、『噛みごたえのある食材』ですよね。

 

これらを大きく切って出すだけで、簡単に早食いを直すことができるんですよ^^

 

\アレルギー予防のため、避けた方がいい食べ物はこちら/

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もちろん最初は、卵やお肉など動物性のタンパク質が多いものはさけ、
炭水化物や野菜をベースにしたものをあげましょうね。

 

離乳食の早食いを解決するメニュー

離乳食はシンプルにしたほうが、よく噛む子になります^^

 

簡単な方法としては、『大人の食事を取り分ける』ことです^^

 

家庭の食事の中で、赤ちゃんが食べられそうなものを取り分けてやれば、
簡単に『食べにくい離乳食』が完成するんですよ^^

 

 

とくに『昔ながらの和食』は、日本人の体質にも合ってますし、
赤ちゃんにとっても消化・吸収しやすいメニューなのでおすすめです^^

 

ママ
ママ

でも大人の食事って、赤ちゃんには塩分が多いんじゃ…。

と心配になるかもしれません。

 

でも

 

  • 出汁を利かせて薄味にする
  • そのままでも甘みのある新鮮な野菜をつかう

 

ことで、調味料を足さなくても薄味で美味しくつくれますし、安心して赤ちゃんにも取り分けできます^^

 

なお固形物になれてない赤ちゃんの場合は、

・ご飯を潰したもの
・じゃがいもの煮物

などを少しずつあげて、1ヶ月でも2ヶ月でもかけて、固形物に胃腸をならせましょう。

そして問題ないようなら、大人と同じ大きさのものにどんどん近づけていきましょう!

さらに大人の食事に慣れてきて歯が生えてきたら、食材の「選び方」や「切り方」も工夫していきましょう。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

工夫というか、手抜き料理をすればいいんです(笑)

 

「みじん切りはしない!」

「千切りはしない!」

 

包丁の代わりに、赤ちゃんの「歯」で細かく噛みちぎってもらう!という発想に変えるんです^^

 

 

具体的に言うと、

・海藻やキノコの入ったお味噌汁
・大きめに切った野菜の煮物
・リンゴのぶつ切り
・大きく切ったキュウリや、手で豪快にバサッとちぎったレタスの入ったサラダ
・雑穀米を混ぜたり、固めに炊いたご飯

など、たったこれだけで赤ちゃんはもちろん家族全員「よく噛めるメニュー」が完成です^^

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

余談ですが「1回の食事の回数や時間」って、時代とともに少なくなってるんです。

 

たとえば卑弥呼の時代なら、1回の食事で4000回は噛んでいて、食事時間は50分程度。

 

その後、鎌倉時代の食事は2600回で食事時間は30分程度。

 

江戸時代になると、1012回で食事時間は15分程度になっています。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

ときは流れて、わたし達の食事は何回になっているでしょうか?

 

答えはなんと、噛む回数が約620回前後。

時間にして約11分です!

 

この原因は、噛まなくても食べれる食事が増えたから

 

あなたも昨日の晩御飯を思い出してみましょう。

 

1口30回噛めるメニューはありましたか?

 

歯科衛生士
歯科衛生士

おそらく、ないですよね?^^;

 

ハンバーグやパスタでは、3回噛めば飲み込めてしまいますよね…。

 

大人でも3回で飲み込める食事を、赤ちゃんが30回カミカミできるはずは…ありませんよね^^;

 

歯科衛生士
歯科衛生士

でもタコのぶつ切りを出されたら、大人でも自然に30回以上噛んでしまいます^^

 

赤ちゃんは本能的に、口の中に入ったものをまず飲み込もうとします。

 

でも、「これは飲み込めないぞ!」と分かったとき、始めて噛むようになるんです。

 

早食いを直すには、大人の食事を和食にして赤ちゃんにも取り分けること^^

 

食べにくくすることで、赤ちゃんの早食いは必ず直っていくんですよ^^

 

大人の食事を取り分けるメリット

実は、『大人と同じ食事を赤ちゃんにも取り分ける』ことって、早食いを直すほかにも、たくさんのメリットがあります。

 

 

たとえば、その食べ物が

  • 熱い
  • 冷たい
  • 硬い
  • 柔らかい

などの感覚を、あなた自身も確かめながら赤ちゃんにあげることができますよね。

 

それに、

『ちょっと大きすぎたかな』

『硬すぎたかな』

という感覚も、一緒のものを食べることで赤ちゃんの様子を見ながら判断することができます。

 

すると、

『この大きさなら大丈夫!』

『もっと薄味の方がいいかな?』

 

など、目安がつきやすくなるため、家庭の食事に早く赤ちゃんも慣れることができるんですよ^^

 

 

さらにこの時期の赤ちゃんって、口に入るものなら、

  • ボタン
  • ペットボトルのフタ
  • コイン

など、なんでも口にいれますよね…^^;

 

 

この時期は、口に入るものを基本的に拒否しない時期なので、

  • ピーマン
  • セロリ
  • 納豆

などでも、平気な顔で食べたりします。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

しかもこの時期に覚えた味や食感は、成長しても自然に受け入れやすくなるんです。

 

なんでも口に入れる時期をうまくつかえば、将来の好き嫌いを予防するメリットもあるんですよ^^

 

もちろん脂っこいものや辛いもの、アレルギーの原因になるものは、もっと先までまちましょう。

 

むせた時の対処法

よく噛む子にする方法

早食いを直すには、大人の食事を取り分けましょう。

 

とはいえ、

ママ
ママ

でも、喉に詰まったらどうしよう…

と心配になるかもしれませんね。

 

でも生後7ヶ月を過ぎてお座りがしっかりしている赤ちゃんなら、詰まる心配はまずありません。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

それに赤ちゃんが食べるときは、大人が側にいますよね。

 

失敗したら、

  • 背中をたたく
  • 口から出す

などすれば大丈夫なんですよ。

 

むしろむせたり詰まるなど失敗する方が、赤ちゃんにとってはラッキーなんです。

 

『今度はもっとうまく食べよう…!』と赤ちゃんなりに工夫して食べ方がうまくなるからです。

 

それに飲み込めないものは

  • ずっと口に入っているか
  • 口から出す

はず^^

 

しかも飲み込めなかったものでも、また日をおいて挑戦させてあげると、案外すんなり食べたりするですよ^^

 

 

うちの娘も最初は、ほうれん草やキノコを口に入れると、
10分でも15分でも口の中で噛んで、飲み込めず吐き出していました。

 

でも、何度か挑戦させているうちに今はじょうずに飲み込めるようになってきたんです^^

 

だから怖がらず、いろんな

  • 食感
  • 固さ

のものを体験させて、口をたくさん動かすチャンスをつくりましょう!

 

 

本能で知っている『おっぱいの飲み方』とは違い、『噛むこと』は経験や練習しないとうまくなりません。

 

『歩くこと』と同じです。

 

だから最初は、うまく飲み込めないかもしれません…。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

でもこの失敗経験があることで、赤ちゃんなりに工夫し、じょうずに飲み込めるようになるんですよ^^

 

 

赤ちゃんが離乳食やご飯を丸飲みする原因と簡単丸呑み対策レシピを紹介
赤ちゃんが丸飲みする原因や丸飲みをやめさせる方法、丸呑み対策方法をベテラン歯科衛生士が丁寧に紹介します。赤ちゃんの丸飲みってむせるし心配ですよね。でも簡単に直せます!その方法を紹介します。

 

離乳食の早食いを治す方法まとめ

赤ちゃんが早食いになってしまうのは、噛まなくても飲み込めるメニューになっているから。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

早食いを直したいのに、柔らかい食事を出しては、いつまでたっても早食いは直りませんよね…。

 

早食いの解決方法は

①大人の食事(和食)を取り分ける
②野菜などを大きく切る

の2つことを実践してみて下さい。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

この2つを実践できれば、早食いは勝手に直ります^^

 

それに生後7ヶ月を過ぎて姿勢が安定した赤ちゃんなら、歯がなくても

  • 歯ぐき

をつかって、大抵のものは食べられます。

 

 

ぜひ家庭の食事を薄味の和食にして、赤ちゃんにいろんな食感や固さのものを食べさせてあげましょう!

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

紹介した方法は、簡単なのに効果バツグンなのでぜひ試してみてくださいね。

 

 

なお、より詳しい離乳食の進め方は、こちらも参考になりますのでぜひ^^

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