わたし、何ために離乳食をつくってるの…
もう疲れた…
という悩みに、約200人もの赤ちゃんの食事指導に関わってきた
歯科衛生士がお答えします^^
結論から言うと、離乳食のスタートは生後7カ月頃が1つの目安です。
その理由は、7ヶ月頃になると赤ちゃんの座る姿勢もしっかりし、
手も自由に動かせるようになるから^^
その結果、離乳食をスタートしても
問題なく食べれる子になるんですよ^^
逆に5〜6ヶ月など早すぎる時期では、姿勢もしっかりしてないため、
思うように食べてくれなかったり、上手に噛めない原因になります…。
ここでは
- 7ヶ月頃から離乳食を始めた方がいい理由
- 離乳食を開始する4つのサイン
について解説します^^
離乳食を食べないときは一旦中断し、紹介する4つのサインが出てくる生後7ヶ月頃から
またスタートしましょう^^
その方が、面白いようによく食べる子になりますから^^
5・6ヶ月の赤ちゃんが離乳食を全く食べない・拒否・嫌がる原因と開始時期の目安
5ヶ月や6ヶ月の赤ちゃんが離乳食を食べない原因は、スタート時期が早い可能性があります。
おすすめスタート時期は、7ヶ月頃。
さらに
②おっぱいやミルクがしっかり飲める
③お座りの姿勢が安定している
④手が自由に動かせる
の4つのサインがそろってから始めてほしいんです^^
理由を紹介します^^
食べ物に興味を示すようになる
よく食べる子にするためには、食事に興味を持つことが大前提^^
生後7ヶ月前後になると、赤ちゃんはあなたの食べているものを「ジーッ」とみて、興味を示したり手に取ろうとしますよね^^
『家族の食事』を食べたそうにしたら、赤ちゃんが『食べること』に興味や意欲がある証拠。
離乳食のスタートを考えていい時期です^^
おっぱいやミルクがしっかり飲める
おっぱいをしっかり飲んで育った子は、離乳食を上手に食べることができます^^
その理由は、『おっぱいを飲む口の動き』が『食べ物を噛む⇒飲み込む』ときの口の動かし方の基礎になるから^^
この動画の55秒からの『舌やあごの動き』を見てください^^
おっぱいを飲んでるときって、赤ちゃんのあごが『上下』にリズムよく動いていますよね!
この『下あごの動き』が、食べ物を噛むときの『基本の動き』になるんです^^
あなたも噛むとき、あごが上下に動いていますよね^^
おっぱいをしっかり飲んだ赤ちゃんは、『食べものを噛む口の動き』が
自然に練習できています^^
だから、たとえ『歯が生えそろってない状態』で離乳食をスタートしても、
- 舌
- 歯ぐき
をつかって上手に食べ物を噛むことができるんですよ^^
\詳しい理由はこちら/
そしてもう1つ。
おっぱいがしっかり飲める子は、
食べ物を飲み込むときの『舌の動き』も身につけています^^
実は赤ちゃんって、おっぱいをチュウチュウ『吸って』飲んでいるわけじゃないんです。
赤ちゃんはおっぱいを飲むとき、舌で乳首を上あごに押し付け、搾り出すように飲んでいます。
あなたも「唾液」を飲み込んでみましょう。
舌が上あごについた状態で、ゴックン!と飲み込んでいますよね^^
この舌の動きを身につけることで、食べ物をスムーズに喉に送り込むことができるんですよ♪
だから5〜6ヶ月など、早くからに離乳食をスタートしても、
「噛む」→「飲み込む」という一連の『口の動き』が練習できないため、上手に食べることができないんです。
ちなみに、ミルクで育てる場合は
『母乳の飲み方に近い哺乳瓶』を選ぶことで、同じ効果が得られます^^
\おすすめ哺乳瓶は、こちら/
お座りの姿勢が安定している
「食べること」と「姿勢」には深い関係があります。
想像してみましょう^^
あなたは寝たきりで、しっかり座れない状態です。
そんな状態で食事を口に運ばれても、飲み込みにくいし、誤飲(ごいん)の原因になってしまいますよね…。
これは赤ちゃんも同じこと。
だからこそ『お座り』がきちんとできて『姿勢』が安定7ヶ月頃までは、
離乳食のスタートは待ってほしいんです。
もちろん姿勢がフラフラしているなら、7ヶ月にこだわらなくてOK^^
そのかわり、姿勢が安定するまでは、おっぱいやミルクをしっかり飲ませ
「食べるための準備期間」にあててほしいんです^^
しっかり『口を動かす練習』をした子のほうが、
離乳食になったとき一気に食べる子になりますから^^
手が自由に動かせる
人間って、手で食べ物を持って口に運びますよね。
赤ちゃんも手が自由に動くようになれば、食べる力も上がってきた証拠なんですよ^^
【6ヶ月】離乳食を全く食べないなら一旦お休みしよう
離乳食の開始は、生後7ヶ月を過ぎて、
②おっぱいやミルクがしっかり飲める
③お座りの姿勢が安定している
④手が自由に動かせる
逆に4つのサインがまだ出てない5〜6ヶ月から離乳食を始めても
- うまく食べることができない
- ムセる
原因になってしまいます…。
その結果『うちの子、ぜんぜん食べてくれない…』と、あなたを悩ませてしまうんです…。
そのまま離乳食を続けていては、
- 1口でも多く食べさせることばかり考えてしまう
- 同じ月年齢の子と比べてしまう
など、どんどん離乳食の時間が苦しくなるし、あなた自身のストレスになってしまいます…。
でも、これら4つのサインを知ってれば、たとえ思ったように食べてくれなくても、
『あぁ。この子はまだ、食べる準備が出来てないだけなんだ!』
と、心配しなくてよくなりますよね♪
勉強なら、先にできたほうが
『お利口』なのかもしれません…。
でも離乳食の場合は、早く食べられることが「立派な子」ではないんです。
他の子と比べて、焦る必要なんてないんですよ♪
成長には、その子のスピードがあります。
同じ月年齢でも、食べられるものに大きな差があります!!
なのにみんな育児書の『同じ表』に当てはめ、
5ヶ月や6ヶ月になったら『ヨーイドン!』で離乳食を開始するなんて、変な話だと思いませんか?
あなたが見るべきものは、育児書の『表』じゃない^^
それに、早すぎる離乳食はアレルギーの原因になる!とも考えられているんですよ。
\詳しくはこちら/
だからこそ離乳食は、生後7ヶ月まで待ってほしいんです。
- あごの動かし方
- 舌の動かし方
をマスターする時間に当てましょう^^
『食べる基礎』が出来てから離乳食を始める方が、
びっくりするほどよく食べる子になりますから♪
離乳食は7ヶ月から始めよう!
離乳食を思ったように食べてくれないなら、一旦お休みしてみませんか?
そして、生後7ヶ月をすぎて、
②おっぱいやミルクがしっかり飲める
③お座りの姿勢が安定している
④手が自由に動かせる
お休み中は、しっかりおっぱいやミルクを飲ませ、
『噛む⇒飲み込む』という『口の動きの練習期間』に当てましょう^^
そのほうが離乳食が始まっても、
- 歯ぐき
- 舌
で、上手に食べる子になりますから^^
赤ちゃんは歯がなくても、おっぱいを飲むように『舌』で食べ物を上あごに押しつけ
食べようとします。
そして成長とともに『歯ぐき』で食べるようになって、
歯が生えてくると噛んで食べるようになるんですよ^^
でもこれができるのは、しっかり
- おっぱい
- ミルク
を飲んで、口の周りを鍛えてきた子だけ。
どんなに切れ味抜群の包丁があっても、料理経験0の人では、
うまく使いこなせませんよね…。
『道具』を使いこなすには、
周りの筋肉をうまく動かせないといけません。
『歯』はあくまでも道具!
『歯』があるから、食べられるわけじゃないんです。
『歯』には、筋肉がついていません。
『歯』は、『口の周りの筋肉』によって動かされているんです。
だから筋肉のつかい方が悪かったり、適切な時期に噛む練習をしないと、
上手に食べることなんてできないんですよ…。
逆に言えば、しっかりおっぱいやミルクを飲んで
- 舌
- あご
を動かす時期があるからこそ、歯が生えてきたときに、じょうずに歯をつかって噛めるようになるんですよ^^
\詳しくはこちら/
離乳食を全く食べない・嫌がる6ヶ月の赤ちゃんまとめ
6ヶ月頃の赤ちゃんが離乳食を食べない理由は、まだ『食べる準備』が整ってない可能性があります。
離乳食を始める時期は、
②おっぱいやミルクがしっかり飲める
③お座りの姿勢が安定している
④手が自由に動かせる
の4つができるようになる、生後7ヶ月頃が1つの目安^^
しっかりおっぱいやミルクを飲んだ子は、「噛む」→「飲み込む」という口の動きをマスターしています。
また姿勢がしっかりしていれば、誤飲の心配はほぼありません^^
逆に、5〜6ヶ月など早すぎる時期に離乳食を始めてしまうと、
『食べない…』とあなたを悩ませてしまうんです…。
食べないときは一旦離乳食をお休みして、それまでは
- 口の周りの筋肉
- あご
- 舌
を動かす練習期間に当ててみましょう^^
その方が、7ヶ月で離乳食が始まったとき、びっくりするほどよく食べる子になりますから^^
\『7ヶ月からの離乳食の進め方』はこちら!/
\赤ちゃんが喜ぶ野菜や果物の選び方/