舌足らずの予防法や対策法ってないの?
舌足らずな話し方って、小さいときは可愛いですが、成長するにつれ
『周りの子にからかわれたらどうしよう…』
『発音の練習をさせたほうがいいかな…』
と心配も増えますよね…。
結論からいうと、舌足らずになる子は、
- 口の周りの筋力
- 舌の筋力
が弱い可能性があります。
つまり赤ちゃんのうちから、口の周りの筋肉をしっかり動かすことで、
舌足らずな喋り方にならないよう、予防することができるんですよ^^
ここでは、
- 舌足らずになる原因
- 舌足らずにしない予防法
をベテラン歯科衛生士が紹介していきます^^
舌の動かし方などの『癖』は、あとになるほど
直すのが難しくなります…。
でも、今ならまだ間に合います^^
しかも家でできることばかりなので、ぜひ参考になさってくださいね!
なお、滑舌が悪い人の中には舌の「筋」が短いことが原因の場合もあります。
- 舌を上げたときに舌がくびれる
- 舌があまり動かない
と感じたときは、先に下の記事↓を参考になさってください^^
舌足らずな喋り方になる子供・幼児になる原因
舌足らずな喋り方になる子は、共通して「口や舌の体力や筋力」がありません…。
そのため、いつも舌がダラーンと下にさがっています…。
本来わたし達の『舌先』は、上の図↑のように「スポット」と呼ばれる
『上の前歯のちょっと後ろ』に付いているのが正常な状態です。
でも舌足らずの子は、普段から『舌』が
『正しい位置』に付いていないんです…。
とはいえ、あなたも
『え?舌先が上あごにつくって、当たり前でしょ?』
と思ったかもしれません。
でもこれ、できない人にとっては、すっごーーーーく難しいことなんです^^;
そもそも舌を上あごに付けるって、重力にさからって舌を持ち上げなければいけません。
しかも上に付けたまま、キープする必要があります。
これ、舌や口の周りに筋力がないと、すっごくしんどいことなんです…。
とはいえ
でもなんで、舌が上あごについてなきゃいけないの…
という疑問もありますよね。
はい!
『舌の位置』って、めちゃくちゃ大切です!
なぜなら、舌が上あごに付かないと「タ行」や「ラ行」の発音がうまくできず、舌足らずな話し方になってしまうからです…。
さらに『舌が上あごにつかない』ということは、舌を自由に動かせない…ということ。
その結果、綺麗に発音するのが難しくなってしまうんです…。
舌は筋肉の塊!
体の筋肉のように「舌」も普段から使ってないと衰えてしまい、思ったように動かなくなってしまうんです…。
ではなぜ、『舌の筋力』が弱い子が出てきてしまうんでしょうか。
その理由を紹介しますね!
舌足らずな話し方の子供になる2つの共通点
舌足らずになる原因は、『舌や口の周りの筋力が弱い』からです。
そして、舌の筋力が弱い根本的な原因は
②「柔らかい食事」ばかり食べている
の2つの理由が考えられます。
口の運動は、主に『食べること』。
つまり普段から「柔らかいもの」ばかり食べている子は、噛む回数が少なく口の運動が十分にできません。
さらにさかのぼって、
- おっぱいをしっかり飲まなかった
- チュウチュウ吸う哺乳類をつかっていた
など、口を十分動かすチャンスがなかったことも、根本的な原因になります。
詳しく説明しますね^^
おっぱいをしっかり飲まなかった
おっぱいをしっかり飲んだ子は、自然に舌を上あごに付けられるようになります^^
答えはシンプルで、赤ちゃんはおっぱいを飲むことで、自然に舌を上あごに付けることができるからです^^
実は赤ちゃんって、おっぱいを『吸って』飲んでるんじゃないんです。
赤ちゃんはおっぱいを吸うとき、
↓
ほっぺたをすぼめて口の中に圧力をかける
↓
あごや舌を動かし、おっぱいをしぼり出す
ように飲んでいます。
おっぱいを飲むためには、舌先は常に上あごに付いてなければいけません。
だから、おっぱいを飲むだけで赤ちゃんは『舌の正しい位置』を自然に覚えることができるんですよ^^
でもミルクで育った赤ちゃんの中には、『ちゅうちゅう吸って飲む哺乳瓶』を使って、ミルクを流し込むように飲んでいる子がいます。
この飲み方では、舌はダラ〜ンとさがったまま。
その結果、舌を上あごに付ける習慣がないまま育ってしまうんです…^^;
ミルクで育てるなら、哺乳瓶選びはものすごく大切!
哺乳瓶を選ぶなら、下の記事で紹介しているようにおっぱいを飲む口の動きと同じ動きができるビーンスタークの哺乳瓶を選んであげましょう^^
なお乳首は何個かローテーションで使わないと「穴」が大きくなってしまうので、何個か常備しておくといいですよ^^
▼変えのニプル▼
柔らかい食事ばかり食べている
おっぱいが終われば、次の口の運動は『噛む』ことです^^
でも赤ちゃんの食事って、
・柔らかいもの
・小さく切ったもの
など、食べやすいものばかりですよね。
生まれたときから本能で知ってる『おっぱいの飲み方』とは違い、『噛むこと』は練習しないとうまくなりません。
いろんな
- 食感
- 硬さ
のものを食べるからこそ、舌をうまく動かせるようになるし、じょうずに飲み込めるようになるんですよ^^
でも柔らかい食事のままだと、いつまで経っても舌を動かすチャンスがなく、
口や舌の使い方が下手っぴになってしまいます…。
その結果、舌足らずになる子が増えてしまうんです…。
対策方法は、食事をよく噛んで食べること^^
実は7ヶ月以降で、
- おっぱいをしっかり飲んでいる
- しぼり出す哺乳瓶でミルクを飲んでいる
赤ちゃんなら、『噛む⇒飲み込む』という口の動かし方が分かっています。
だから奥歯がなくても、
- 舌
- 歯ぐき
をつかって大抵のものなら、食べることができるんです^^
\詳しい理由はこちら!/
とはいえ、
でも、硬いもので離乳食なんて作れないわ…
と思いますよね…。
大丈夫!
難しいことはありません^^
たとえば、
・皮付きの果物
・切り干し大根の煮物
・高野豆腐の煮物
・味噌汁の中のキノコ
などは、硬くないけど『良く噛める食事』になります^^
もっと簡単な方法は、『大人の食事を取り分ける』こと。
大人の食事を薄味の和食にして、それを赤ちゃんにも取り分ければ、『簡単に噛める食事』になるし、
離乳食を別メニューでつくる必要もなくなります^^
和食は赤ちゃんにとっても消化・吸収のいいメニュー。
- 出汁をしっかり利かせる
- 味の濃い新鮮な野菜を使う
などすれば、薄味でも美味しい食事がつくれるし、赤ちゃんにも安心して食べさせることができます^^
母乳やミルクが終われば、口の運動は『食事』でしかできません。
- 舌
- 口の周り
の筋肉を鍛えるためにも、大人の食事を薄味にし、それを取り分けて、自然に噛む回数を増やしていきましょう^^
赤ちゃんにも安心して食べさせられる食材の選び方は、こちらが参考になるのでぜひ♪
幼児の舌足らず改善方法!舌のトレーニングもおすすめです!
赤ちゃんがもう少し大きくなったら、舌を動かすトレーニングもあるので一緒にやってみるといいですね^^
方法はとっても簡単!
「あー・いー・うー・べー」と言いながら、大きく口を動かすだけの単純な体操です。
しかもこの体操、口の周りはもちろん、顔中の筋肉を鍛えることができる体操です♪
マネさせながら一緒に遊ぶと、自然に舌を鍛えられますよ^^
子供の舌足らずの直し方まとめ
舌足らずになる子の多くは、舌の筋力が弱くうまく動かせません。
そこ根本的な原因は、
- おっぱいをしっかり飲まなかった
- 柔らかいものばかり食べている
ことで舌を動かしてこなかったからです…。
舌は筋肉の塊です!
体の筋肉のように「舌」も普段から使ってないと衰えてしまい、思ったように動かせなくなるんです…。
舌の動きが悪いと、滑舌が悪くなるのは当然ですよね。
舌足らずの予防や改善策には
- 赤ちゃんのときは母乳もしくはビーンスタークの哺乳瓶を使う
- よく噛んで食事を食べる
- 「あいうべ体操」をする
の3つ^^
はっきり発音できることは、自分の気持を相手に伝えるためにもとても大切なこと^^
舌の動かし方などの『癖』は、あとになるほど直すのが難しくなります…。
でも、今ならまだ間に合います^^
紹介した方法は家でできるものばかりなので、3つの対策でまずは口や舌の筋力をつけることから始めてみましょう!
とくによく噛んで食べることは今日からできるので、ぜひ無農薬で美味しい食材をつかって、赤ちゃんに丸かじりさせましょう^^
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