この癖って直らないの?
という悩みに、歯科衛生士歴13年の経験からお答えします!
結論から言うと、寝ている間に口の中を噛む原因は、『昼間、無意識に歯を噛む癖』があるからです!

そのせいで寝ている間も、無意識に歯を噛んでしまっているんですよ!
とはいえ、
『え?歯なんて噛んでないわよ!』
『なんで、昼間の歯を噛む癖が関係してるの?』
と思いますよね。
でも、昼間の「歯を噛む癖」を直さないと、寝ている間の歯を噛む癖は、いつまで経っても直りません…。
この記事では、睡眠中の「歯を噛む癖」の直し方について、ベテラン歯科衛生士が紹介していきます!
「歯を噛む癖」を直せば、口の中を噛む不快感がなくなるだけでなく、歯の寿命も伸ばすことができます!

スッキリ目覚めるためにも、ぜひ参考にしてくださいね!
舌の側面や頬の内側を噛む!寝ている間に口を噛む人に共通する2つの症状
寝ている間に口の中を噛んでしまう原因は、
- 太っほっぺたにお肉がついてしまった
- 歯の被せものが合ってない
- 親知らずが曲がって生えてきた
などの理由も考えられます。

それでも思い当たる原因がないときは、「歯を噛む癖」を疑ってみましょう!
とはいえあなたも『でもわたし、「歯を噛む癖」なんてないわよ?』と思ったはず。
でもね。
それは気づいてないだけで、あなたもきっと無意識のうちに噛んでいます。

ちょっと意識してみましょう!
あなたの歯は今、
それとも離れていますか?

歯を噛む癖は、無意識にやってしまう癖です。
ほかにも、
- ストレスがある
- 集中している
ときに無意識に噛むことが多い癖なんです。

気づいてないだけで、あなたもきっと噛んでるはず!
ほかにもこんな症状が口の中にありませんか?
舌の端に凸凹の痕がついている

鏡で舌を見てみましょう!
写真のように、舌にデコボコの痕がついていませんか?
このデコボコの正体は、舌を歯に押し付けた痕です。
実は歯を噛むと、無意識に『舌』にも力が入ってしまいます。
その結果、歯の内側に舌を押しつけてしまい、写真のような歯のデコボコ痕が舌につくのです。
頬の内側に白い筋がついている

次にほっぺたを見てみましょう。
ほっぺたの内側に、写真のような白い筋がついていませんか?
歯を噛むと舌だけでなく、ほっぺたにも力が入ります。
その結果、ほっぺたを歯に押しつけようとして、
『歯のかみ合わせの痕』がほっぺたについてしまうのです。
このような症状が口の中にみられるときは、ほぼ100%「昼間も歯を噛む癖」があります!

あなたも気づいてないだけで、きっと昼間も歯を噛んでいます!
日中、歯を噛むことが癖になっていると、
寝ているときも無意識に歯を噛むようになります!
つまり、寝ている間に
- 頬を噛む
- 舌を噛む
癖を直したければ、まずは昼間、自分が『無意識に歯を噛んでいること』に気づいて直すことが大切なんですよ^^
奥歯を噛みしめる癖・食いしばりの癖を防止・予防する2つの方法!
『歯を噛む癖』って、
- 仕事中
- パソコン作業中
- イライラしているとき
など「集中しているとき」や「ストレスを感じているとき」に、無意識にやってしまう『癖』です。
だからこそ、自分で「噛んでること」に気づいて直していくしかないんです…。

具体的な方法をご紹介しますね^^
噛みしめのチェック方法!その1
まずは、ひんぱんに自分が「噛みしめ」している時間帯をチェックしましょう!
そのためにも、食事の前に口を大きく開けて、あごが痛くなる時間帯を見つけましょう。

歯をずっと噛んでいると、歯だけでなくあごや関節にも力がかかってしまいます。
つまり
・昼ご飯の前に痛いなら、朝に噛んでいる
・夕ご飯の前に痛いなら、日中に噛んでいる
など、痛みや違和感がある時間で「よく噛んでいる時間帯」の予想がつきやすくなるんですよ^^

「噛みしめ」は、ストレスや集中している時間帯に噛んでることが多い癖!
そのため『噛みしめチェック』をすることは、日頃の生活を振り返るいいキッカケにもなるんですよ^^
噛みしめのチェック方法!その2
噛みしめをはじめ、自分の「癖」って、自分で気づいて直すしか方法はありません。

実は、簡単に「癖」に気づける、いい方法があるんです!
それは、テレビやパソコンや車の中、冷蔵庫や洗面所や時計など、普段自分がよく見る場所や物に、
と書いた「付せん」や「紙」を家や車など、とにかくいろんな所にペタペタ貼ることです!
1日のうち何度も目にする場所にチェックの付せんがあれば、
「あっ!今噛んでなかったかな?」と、自分で噛んでることに気づきやすくなります^^

もし歯を噛んでたら、歯を離せばいいだけなので
簡単に「歯を噛む癖」を直せます!
理想は、チェックするたびに「歯が噛んでないようになる」こと。
1日に何度もチェックして、自分が「噛んでいる」回数の多さに気づくことから始めましょう!
歯を噛みしめる癖を1秒で直す方法
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もし歯を噛んでたら、すぐに歯を離すことが大切です。
そのためにも「1秒で簡単に歯を離す方法」があるので、ぜひ試してみましょう!
↓
そして、パッと力を抜いてみましょう!
↓
どうですか?歯は離れましたか?

口は閉じておこなってくださいね♪
ほら♪
1秒で簡単に「噛みしめ」を直すことができましたよね!
歯が離れた今のあごの状態を、専門用語で下顎安静位(かがくあんせいい)と呼んでいます。

「安静位」とは、あごがリラックスした位置です。
あごがリラックスしているので、関節にも歯にも負担がかかっていない、まさに力が「ゼロ」の状態ですよね。
付せんを使った噛みしめチェックは、「冷蔵庫を開けたら」「パソコンを見たら」…などチェック方法を決めて、1日に何回もチェックしていきましょう。

目標はチェックをする度に、歯が噛んでないようになること♪
昼間の「歯を噛む癖」に気づけるようになれば、
睡眠中でも、『あれ?今、わたし噛んでたかも!』と、「噛んでいること」に気づけるようになります^^
それを繰り返すうちに、寝ている間も歯を噛むことがなくなり、口の中を噛む回数を減らすことができるんですよ^^
さらに、寝る前に『ひと工夫』することで、さらに口の中を噛む癖を減らすことができるんですよ^^
舌の側面や頬の内側を噛む!睡眠中の噛む癖の直し方
「寝ている間に歯を噛む癖」は、意外な方法で直せます!

それは自己暗示です!
あなたも、「明日の朝、5時に起きるぞ!」と思って寝たら…。
不思議と目覚まし時計がなくても「5時に起きられた!」という経験が、1度や2度はありますよね。
実はわたし達人間って、眠っていても『5時に起きるぞ!』という意識が働けば、自然に目が覚めるようになっているんです。
思い込んだ時間に目が覚めることは「注意睡眠」といって、科学的にも根拠がある行動なんですよ♪

寝る前に強く心に刻んだことは、眠っている間も記憶として残ります。
その結果、「起きなければいけない!」と意識が働いて、正確にその時間に起きることができるのです。
そんな高度なことができるあなたなら、
「歯を噛まずに眠ること」もその気になれば、意外と簡単にできるんですよ♪

つまり、夜噛まなくなる秘訣はあなたがどれだけ「その気」になるかどうかだったんです!
舌の側面や頬の内側を噛む!寝る前にできる3つの予防方法
「歯を噛まずに眠る」ために、ぜひ今日から寝るときに、
3つの方法を実践してみましょう!
さらに寝る前に、朝今抱えているトラブルが全てなくなって、スッキリ爽やかに目覚める姿をイメージして眠りましょう。

自己暗示ができるようになれば、寝ている間に口の中を噛む不快感を減らすことができます♪
それに本来、寝てる間はリラックスした状態のはずですよね?
それなのに「歯を噛んでいる!」という事は、
言いかえれば昼間も長時間、無意識に歯を噛んでいることを意味しています!
昼間に噛んでることが「当たり前」になっている人は、眠っている無意識の時間まで「噛んでることが当たり前」になっているんです…。

この事実に気づけば、夜噛む頻度は必ず少なくなってきますから^^
舌の側面や頬の内側を噛む時の予防法まとめ
本来眠っている間は、体がリラックスしている状態です。
それなのに睡眠中に「噛んでいる」ということは、あなたの想像以上に、日中、歯を噛んでいることを意味しています。
まとめると、夜、舌やほっぺたを噛まなくする方法は、
①昼間に歯を噛んでいることに気づいて直す!
昼間の「噛む癖」を直せば、寝ている間も「噛んでいること」に気づけるようになります!

その結果、噛む回数を減らすことができるようになるんです♪
②寝る前に
- 布団に入ったら手足を大きく広げてリラックスする
- 考えごとは次の日にする
- 『噛まずに寝よう!』『リラックス、リラックス』など、寝る前に口に出したり意識して眠る
と、自己暗示をすることです^^
「歯を噛む癖」はストレスがあったり集中しているときに、無意識に噛んでしまう癖です。

だから、噛んでいることに自分自身も気づかないことも多いんです。
でも「歯を噛む癖」は自分で意識しないと直せません。
だからこそ、まずは日中、噛んでいることに気づきましょう!
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