なにこれ?ほっぺたの内側に『白い線』がある…。
何かの病気?!
痛みもないし、このまま放っておいてもいいの?!
という悩みに、歯科衛生士歴13年の経験からお答えします^^
結論から言うと『口の中の白い線』の正体は、『歯を噛む癖』でできた痕です!
無意識におこなってる『歯を噛む癖』のせいで、歯をほっぺたに押し付け、『白い線』になっていたんです。

『白い線』以外にも、下の写真のように『舌の端』がデコボコしていませんか?
左右のほっぺたの内側に『白い線』があったり、舌がデコボコしているなら、歯を噛む癖の『噛みしめ』を疑ってみましょう!
この記事を読めば、
- ほっぺたの内側の白い線の正体
- 歯を噛む癖のデメリット
- 歯を噛む癖の直し方
- 寝ている間の噛みしめの直し方
が分かります!
『でもわたし、噛みしめなんてしてないわよ?』というあなたも、本文を読めば、普段どれだけ歯を噛んでいたかに気づけます!

歯を噛む癖があると、歯の寿命を縮めてしまいます…。
ぜひ本文を参考にして、歯に悪い癖を直しましょう!

余談ですが、踊る大捜査線で、柳葉敏郎さんのほっぺたがピクピクしてるの、見たことありませんか?
あれも『噛みしめ』です^^;
口の中やほっぺたの内側に白い横線ができる原因
ほっぺたに白い横線がつく原因は、あなたが無意識に歯を噛んでいるからです。
『え?まさか!?』と思ったあなたは、ほっぺたを引っ張りながら、歯を噛んでみましょう。

そして歯を噛んだ状態で、ほっぺたの『白い線』に触れさせてみて下さい^^
『咬み合わせたライン』が『白い筋』に一致しましたよね!?
さらに舌の端にみられるデコボコは、『下の歯の内側の形』に一致するはずです。
そう。
ほっぺたの白い線や舌のデコボコの原因は、あなたが普段から無意識にやっている
歯を噛む癖の『噛みしめ』にあったのです!
歯を噛むと、無意識に『舌』や『ほっぺた』に力が入ります。
その結果、歯に『舌』や『ほっぺた』を押し付けてしまい、痕がついていたのです。

とはいえ、きっとあなたも
『え?わたし、歯を噛んでる癖なんてないわよ?!』と思ったかもしれません。
でも気づいてないだけで、あなたもきっと噛んでいます。
いきなりですが、あなたの歯は「今」
当たって(噛んで)いますか?
それとも、
離れていますか?
もし歯が少しでも当たっていれば、あなたは今まさに無意識に『噛みしめ』をしていました。
他にも、こんな症状はありませんか?
- 起きたときにあごが疲れている
- 首や肩がこっている
- 偏頭痛がある
もし当てはまるものがあれば、あなたは普段から『噛みしめ』をしている可能性が高いです。
歯って、少しでも当たってる(噛んでる)だけで、周りの筋肉を緊張させたり大きな力をかけてしまうんです。

その結果、口以外の『頭』や『肩』にまで影響が出てしまうんですよ…。
しかも『噛みしめ』の癖がある人は、必要以上に自分の歯に負担をかけています。
その結果、
- 歯や周りの組織に負担がかかる
- アゴが痛くなる
- 歯周病の悪化する
- 歯の動揺が大きくなる
- 知覚過敏になりやすい
など歯の周りの組織やあごの関節に、大きな負担がかかってしまうんです…。

だから、歯を噛む癖にはデメリットしかないんですよ…(汗)
口の中の白い線やほっぺたの横線をつくらない方法
ほっぺたの内側に白い線があるなら、『歯を噛む癖』を疑ってみましょう。

そして歯を噛む癖があったときは、歯の寿命を延ばすためにも、今すぐ直しましょう!
そもそもわたし達の歯って、1日24時間のうち、食事や会話などの時間を除けば、
23時間以上は歯が離れているのが正常な状態です。

つまり、何秒も連続して歯が当たっているのは、異常な状態!ということ!
例えば100の力で1秒噛むのと、1の力で100秒噛むのは同じことですよね?
ということは、弱い『1』の力でも継続して長時間『歯』が当たっていれば、ものすごい力が歯にかかってしまう!ということ。
そのまま歯に力がかかり続ければ、歯周病が悪化したり、歯が折れる原因にもなってしまいます。
それほど『噛む力』は強いんです!

ただ歯が当たっているだけなのに、怖いわね…。
しかも『噛みしめ』は、何かに集中しているときや、人間関係などでストレスを抱えているときなど、無意識におこなってしまう『癖』です。

あなたも気づいてないだけで、ストレスがあったり集中しているとき、きっと噛んでいます!
『歯を噛む癖』は、百害あって一利なし!
絶対に直さないといけない悪い癖です!
なのに、あなたを含め多くの人は、自分が『噛んでいる』ことに気づいていません…。
その理由は、噛んでいることが日常的になり過ぎて『癖』になってしまっているから!
つまり、噛みしめを直すためには、まず無意識に『噛んでいる』ことに、
あなた自身が気付かなくては始まらないのです。

そのままでは無意識のうちに歯の寿命を縮めたり、あごの関節を痛める原因になってしまいますから…(汗)
口の中や頬の内側の白い線の原因の『噛みしめ』に気づく方法
実は『歯を噛む癖』は、あなたがその気になれば意外と簡単に直すことができるんですよ。

その方法を2つ紹介しますね!
噛みしめチェック方法①
自分では気づきにくい『噛みしめ』の癖。
自分が普段から『噛みしめ』をしているか自覚するためにも、食事前に口を大きく開けてみて、あごが痛くなる時間帯を見つけてみましょう!

歯をずっと噛んでいると、歯だけでなく
あごや関節にも力がかかってしまいます。
つまり
- 朝ごはんの前に痛いなら、寝ている間に噛んでいる
- 昼ごはんの前に痛いなら、朝に噛んでいる
- 夕ごはんの前に痛いなら、日中に噛んでいる
など、食事前にチェックすることで、噛んでいる時間帯の予想がつきやすくなるんです^^
特に、ストレスが多い時間帯や集中している時間帯に噛んでいることが多いので、噛みしめをチェックすることは、日頃の生活を振り返るいいキッカケにもなりますよ!
噛みしめチェック方法②
噛みしめをはじめ、自分の『癖』は、自分で気づいて直すしか方法はありません。

でも安心して下さい。
簡単に『癖』に気づける、素晴らしい方法があるんです♪
例えば、
- スマホ
- パソコン
- 車の中
- 冷蔵庫
- 洗面所
- 時計
など、普段自分がよく見る場所や物に、
と書いた付せんや紙を家や仕事場など、とにかくいろんな所にペタペタ貼ってみましょう!
1日に何度も目にする場所に『チェックの付せん』があれば、
「あっ!今噛んでなかったかな?」と、自分で「噛んでいる」ことに気づきやすくなるんです!

この方法は本当に効果がありますよ!
もし噛んでたら歯を離せばいいだけなので、簡単に『噛みしめ』の癖を直すことができます^^
チェックを繰り返すことで、想像以上に自分が歯を噛んでいることに気付いて、
あなたもビックリするはずですよ。

理想はチェックするたびに、歯が噛んでないようになること。
一日に何度もチェックして、まずは自分が『噛んでいる』ことに気付くことから始めましょう!

噛んでることに気づいたら、
次は噛みしめを直す方法を実践しましょう!
噛み締めの癖を1秒で直す方法
もし歯を噛んでたら、すぐに歯を離すことが大切です。

と同時に「1秒で簡単に歯を離す方法」があるのでご紹介しますね。
下あごがリラックスできる方法なので、ぜひ一緒に試してみて下さい♪
↓
そして、パッと力を抜いて下さい。

口は閉じておこなってくださいね!
ほら!1秒で「噛みしめ」を直すことができましたよね!

ホント!簡単に歯が離れたわ♪
歯が離れた『今の下あご』の状態を、専門用語で下顎安静位(かがくあんせいい)と呼んでいます。
安静位とはつまり、あごがリラックスした位置です。
歯が離れていると、あごもリラックスしているため
- 歯
- あごの関節
にも負担がかかりませんよね。

まさに『力がゼロ』の状態です!
このリラックスしたあごの位置を、食事や会話以外の1日の23時間以上キープできれば、
噛みしめの悪影響から『歯』や『あご』を守ることができるんです!
噛みしめチェックは、「冷蔵庫を開けたら」「スマホを見たら」…など、
自分流のチェック方法を決めて1日に何回もチェックしましょう!

チェックする度に、歯が噛んでないようになれば
しめたものです♪
寝ている間の噛みしめの直し方

ところで、あなたが口の中の『白い線』に気づいたのは、
朝ではありませんか?
朝起きて口の中を見ると、
- ほっぺたの白い線
- 舌のデコボコ
が、よりくっきりついていると思います。
朝起きてほっぺたに白い線が付いていたり、舌に『歯型』が付いている原因は、睡眠中の『噛みしめ』にあります!

本来、寝ているときって、体はリラックスした状態のはずですよね。
でも夜も歯を噛んでいるということは、言い換えれば、昼間にかなり歯を噛んでいる可能性が高い!ということ。
昼に『噛みしめ』することが当たり前になっているから、無意識の寝ている間も歯を噛んでしまっているんです。
だからまずは、上に書いた
②『噛まない!』と書いた付せんや紙を、とにかくいろんな所に貼る
の2つの方法で、昼間の『噛みしめ』に気付くことから始めましょう!
昼間に歯を噛まなくなれば、夜の『噛みしめ』の頻度は必ず減ってきますから!

事実この2つの方法で、今まで何人もの患者さんが『噛みしめ』を直すことに成功しているんですよ♪
しかも、寝ている間に『噛みしめ』をしていると、歯やあごに負担をかけるだけではなく、イビキの原因にもなってしまいます!
普段から歯を噛んでいると、奥歯が内側に倒れて口の中が狭くなり、舌の居場所がなくなります。
その結果、舌が喉に落ちて気道をふさぎ、イビキの原因になってしまうのです…。

太った人がイビキをかくのは、喉に脂肪がついて気道をふさいでいるから。
でも、痩せていてイビキをかくなら『噛みしめ』をしている可能性はほぼ100%です!

イビキを予防するためにも、
ぜひ『噛みしめ』を直すことも意識してみましょう!
スリーパードクターズピローで寝るときの姿勢を改善する方法もありますから、
イビキが気になっている方はぜひまくらの選び方も変えてみてくださいね。

なにも対策をしないままでは、噛みしめやイビキは改善しません!
朝起きて
「あごが痛い…」
「イビキで家族も眠れない」
なんて、最悪な朝のスタートにしないためにも、まずは自分が噛んでいることに気づき、寝るときの姿勢も変えてみましょう!
▼姿勢が改善するまくら選びはこちら▼
口の中やほっぺたの内側に白い線がつく原因まとめ
わたし達は普段、ストレスがあったりパソコンやテレビに集中している時など、無意識に歯を噛んでいます。

しかも噛んでることに気が付いてない人が、本当に多いんです。
この記事を読んで下さっているあなたの歯は、『今』離れていますか?
もし噛んでいたなら、あなたはほぼ100%、普段から無意識に歯を噛むことが癖になっています!
そのままでは
- 知覚過敏になる
- 歯周病が悪化する
- 歯にヒビが入る
- 顎関節症になる
など、体や口の中に不調がでるのは時間の問題です…。

歯を失う原因は、虫歯や歯周病だけではありません!
ほっぺたに白い線があるなら、この瞬間から『歯を噛んでいる癖』に気づいて、大切な歯の寿命を延ばしましょう!
▼姿勢が改善するまくら選びはこちら▼
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