仕上げ磨きをしてても、すぐ毛先が広がっちゃうのよね…
という悩みに、歯科衛生士歴13年の経験からお答えします^^
結論から言うと、歯ブラシがすぐダメになる原因は、磨くときの力加減が「強すぎる」から。
歯ブラシの交換時期の目安は、およそ1ヶ月に1回です。
でももし、1ヶ月も経たないうちに歯ブラシの毛先がダメになるなら要注意!
あなたの歯磨きの力は、強すぎる可能性があります。

そのままでは、自分はもちろん
子どもの歯や歯ぐきも傷つけてしまうかもしれません(汗)
この記事を読めば
- 歯ブラシがすぐ広がってしまう原因
- 優しい歯磨き方法
が分かります^^
ぜひこの記事を参考に、歯や歯ぐきに優しい歯磨き方法をマスターしましょう!

優しい歯磨き方法を知れば、歯や歯ぐきを守れます。
一生の宝物になりますよ♪
歯ブラシの毛先が広がる・ダメになる原因と3つの対策方法
歯ブラシの毛先がすぐ広がる原因は、磨く力が強いからです。
とはいえ、『え?わたし力を入れて磨いてないわよ?』と、あなたは思っているかもしれません…。
でも1ヶ月以内に歯ブラシがダメになるときは『力加減』を疑ってほしいんです。

それに力を入れずに磨く方法は、驚くほどシンプル!
自分の歯磨きの場合は、
①歯ブラシの持ち方を変える
②正しい力加減を知る
③体勢や歯磨きをする場所を変える
の3つを変えるだけ^^
そして仕上げ磨きの場合は、
①歯ブラシの持ち方を変える
②反対の指でカバーしながら磨く
③歯ブラシを持つ手を固定する
の3つを意識します!
たったこれだけで、歯磨きの力加減が劇的にコントロールしやすくなりますよ^^

早速、確認していきましょう!
【歯ブラシがすぐ開く】持ち方を変えてみよう
歯ブラシの毛先がすぐ開く方は、歯ブラシを『グー』で持っていることが多いです。
歯ブラシを「グー」で持つと、力が入る原因になります!
たとえば小さな子って、クレヨンやペンを「グー」で持って絵を書きますよね。

その結果、とても豪快で圧の強い絵ができあがります^^;
それと同じく、歯ブラシも「グー」で持つと、思った以上に力が入ってしまうんです。
解決策は下の写真のように、鉛筆持ちにすること。
「鉛筆を持つ」ように
- 親指
- 人差し指
- 中指
の3本の指で歯ブラシを持つようにすることで、力のコントロールがしやすくなり、毛先が広がりにくくなるんですよ♪
【歯ブラシがすぐ開く】正しい力加減を知る
歯磨きするときの『正しい力加減』を知ることも大切です。
歯磨きの力加減は、150g~200gくらいがちょうど良い!とされています。

と言われても、分かりにくい…ですよね^^;
実験してみましょう!
下の写真の「白い矢印」に注目!

150gだと、歯ブラシの↑毛先が倒れてないですよね!

でも少しだけ力を入れた390gだと、↑毛先が倒れてしまいます。
つまり…力が強すぎる!ということ。
実際やってみると分かるのですが、「150gってこんなに軽い力なんだ!」と驚くほどの優しい力♪
つまり「毛先がすぐダメになる」と感じているあなたは、いつも400g前後の力で歯を磨いている!ということ。

そのままの力で磨いていると、歯や歯ぐきに傷ができてしまいます…。
そんな悲しい未来にならないよう、『計り』がある方はぜひ1度、
自分の歯磨きの力加減を『数字』で見てみましょう!

想像以上に力が入っていていることに、きっと驚くはずですよ。
歯磨きの正しい力加減を覚える裏技!
とはいえ、「計測するなんて面倒くさい…」というあなたは、指をつかって正しい力加減を実感してみてください♪

わたしが「歯磨きの力加減」を患者さんに説明するとき、
よくやっている方法をご紹介しますね!
やり方は簡単です!
手に歯ブラシを当てて、皮膚が白っぽくなったときの力を覚えるだけです。

見えにくい写真で申し訳ありません…(汗)
歯ブラシを当てていくと、矢印辺りの皮膚が「白っぽく」なってきますよね。
この力加減が、ちょうど150gくらいの力^^

もちろん毛先も倒れていませんね!
このように毛先を指に当て、皮膚が白くなり始めたときの力で
- 歯磨き
- 仕上げ磨き
をすれば、必要以上に力が入ることもありません。
やってみると、思ったより軽い力でびっくりすると思うし
『ほんとにこれで磨けるの…』と思うかもしれません…。
でもね。
歯って、優しい力でも毛先さえきちんと当たっていれば、汚れは落ちてくれるんですよ^^
歯磨きは力じゃないんです!
毛先の当て方なんです!
逆に、これ以上力を入れると毛先が倒れてしまいます。

つまり歯磨きするには強すぎる力!ということ。
ぜひ歯磨きしているときの『毛先』に注目してみてください^^
毛先が倒れていたら「力が強すぎる」サイン!ですから。
【歯ブラシがすぐ開く】体勢や歯磨きをする場所を変える
あなたは、歯磨きするときどんな体勢で磨いてますか?
実は歯磨きするときの「体勢」を変えてみるのも、力加減の改善になります!
例えば、歯磨きのときの体勢を
・椅子にもたれ、歯ブラシを持つ手の肘を反対の手でサポートする
・テーブルに肘をつく(ちょっとお行儀が悪いですが…)
などの体勢にすることで、変に力が入り過ぎず、力もコントロールしやすくなります^^

すぐできる方法なので、ぜひ試してみて下さい^^
磨く場所を変えてみよう
歯磨きって、洗面所で磨くこと多いですよね。
でも洗面所は、時間の感覚が実際よりも長く感じやすい場所…。

そのため、歯磨きもつい力が入ったり
「時短」になることが多くなってしまうんです。
『歯磨きの時間が短いな…ゴシゴシ磨いちゃうな…』と思ったら、
いつもと違う場所で磨いてみましょう!
例えばお風呂の中やリビングは、リラックスしながら磨けるのでおすすめの場所です。

でも洗面所の方が、鏡があるから磨きやすいんじゃ…。
と思うかもしれません。
そんなときは、9割をリビングやお風呂場で磨いて、残りの1割をうがいついでに、洗面所の鏡でチェックするようにしましょ^^
【歯ブラシがすぐ開く】反対の指でカバーしながら磨く
仕上げ磨きの場合は、さっき説明したように、歯ブラシを『鉛筆持ち』にします。
その後、毛先が倒れないよう優しく磨いていきましょう。
そのとき、歯ブラシを持ってない手で
- 唇
- ほっぺた
をカバーしたり引っ張りながら磨くと、歯がしっかり見えて強く磨くことを防げます^^
詳しい方法は、こちらで紹介しているのでぜひ^^

【歯ブラシがすぐ開く】歯ブラシを持つ手を固定する
歯ブラシを持っている手を
- ほっぺた
- あご
に固定して磨くと、力のコントロールがしやすくなります。

アイラインを引くときも、小指を目の周りに固定した方がスーッと綺麗に引けますよね!
それと同じく、仕上げ磨きのときも指を『固定』することで、優しく綺麗に磨けるんですよ^^
詳しい方法は、こちらで紹介しているのでぜひ^^

歯ブラシの毛先が広がらない方法まとめ
歯ブラシが1ヶ月も経たずに広がったりダメになる理由は、力加減が強いからです。
そんなときは、
- 歯ブラシの持ち方を知る
- 正しい力加減を知る
- 体勢・場所を変える
の3つの方法を意識してみましょう。
仕上げ磨きの場合は、
- 歯ブラシの持ち方を知る
- 指でカバーしながら磨く
- 歯ブラシを持つ手を固定する
ことを意識してみてください^^

強い力は歯ぐきや歯を痛めてしまう原因になります。
ぜひ実践してみてくださいね!
\赤ちゃんや子どもの歯を痛めない!優しい歯磨き粉の選び方はこちら/

コメント