優しく磨いているのに、赤ちゃんが歯磨きを痛がる…。
嫌がる子どもの仕上げ磨きに疲れた…なにか良い方法はないの?
という悩みに、歯科衛生士歴13年の経験からお答えします^^
仕上げ磨きをしたいのに、赤ちゃんが痛がったり、首を振って泣いて拒否されると、
絶望的な気持ちになりますよね…(T_T)
結論から言えば、仕上げ磨きを痛がる原因のほとんどは『磨く力が強い』からです。
とはいえ『でも、優しく磨いてるわよ…?』と、あなたも思ったかもしれません…。
でも大人にとっては軽い力でも、赤ちゃんには『痛い』ことって、実は多いんです…^^;
そこでこの記事では、『赤ちゃんが痛がらない仕上げ磨きのコツ』を、ベテラン歯科衛生士が紹介していきます!
痛くない磨き方は、コツをつかめば簡単です!
歯科衛生士おすすめの磨き方を丁寧に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください^^
仕上げ磨きのイライラが、一気に楽になりますから^^
赤ちゃんが歯磨きを痛がる!嫌がる仕上げ磨きにしない4つのコツ!
結論から言えば、仕上げ磨きを嫌がらない子にするには、
✕ 力を入れて磨く
のではなく
○ 歯ブラシをきちんと歯に当て、軽い力で磨く
と考えるのが、歯磨き嫌い克服の近道です^^
具体的な方法は、
①歯ブラシを持った手を固定する
②歯ブラシの持ち方を意識する
③力加減を覚える
④歯ブラシが当たると痛い場所を知る
の4つ^^
なお仕上げ磨きに使う歯ブラシは、小さく毛先が柔らかいものがいいですよ^^
赤ちゃんって、すぐ歯ブラシを噛みますよね^^;
だからもし、赤ちゃんが自分で歯ブラシを持ちたがった場合は
- 赤ちゃんに持たせる用
- 仕上げ磨き用
と歯ブラシを分けておいた方が、経済的でおすすめです^^
赤ちゃんが歯ブラシを持っているときは、目を離さないようにしましょう!
歯ブラシを持った手を固定する
仕上げ磨きをするとき、歯ブラシを持つ手が『宙ぶらりん』になっていませんか?
実は、歯ブラシを持った手を『固定』するだけで、ものすごく仕上げ磨きがしやすくなるんです^^
わたしの場合、下の前歯を磨くときは、歯ブラシを手を『あご』に添えて歯磨きしています^^
指で固定することで、歯ブラシがフラフラせず安定して磨けるようになるんです^^
固定するだけで優しく磨けるようになって、痛がらなくなるんですよ^^
ちなみに指を添える場所は、
- あご
- ほっぺた
- 歯
など、どこでもいいです^^
とにかく、あごやほっぺたに指を添えて磨くと、歯ブラシが驚くほど安定し、細かいところまで磨きやすくなりますから♪
たとえばアイラインを引くときも、手や指を顔に固定して描いた方が綺麗に仕上がりますよね♪
これは仕上げ磨きでも同じです!
反対に、歯ブラシを持つ手が宙ぶらりん状態では、
- 歯ブラシを大きくゴシゴシ動かしすぎる
- 磨くときに力が入りすぎる
など、歯磨きを嫌がる『痛い歯磨き』の原因になってしまいます…。
優しく磨くためには、歯ブラシを安定させること。
歯ブラシを安定させるには、歯ブラシを持った手の「固定」が大切なんですよ^^
歯ブラシの持ち方を意識する
優しい力で歯磨きをするには、歯ブラシの持ち方もポイントです^^
たとえば歯ブラシを「グー」で握って磨くと、力が入りすぎて痛い歯磨きになってしまいます…。
優しく磨くためにも、仕上げ磨きをするときは、歯ブラシは『鉛筆持ち』にするようにしましょう♪
「鉛筆を持ち」にすることで、小さな口の中でも、すみずみまで磨きやすくなりますから♪
力加減を覚える
痛くない歯磨きは、磨く力を覚えることも大切です^^
大人にとっては軽い力でも、赤ちゃんにとっては痛いかもしれませんから…^^;
ちなみに歯磨きの力が
- 強い
- ちょうど良い
かは、歯ブラシの毛先を見れば簡単に分かりますよ^^
たとえば歯を磨いているとき、歯ブラシの毛先が倒れすぎていたら、力が強すぎる証拠!
痛い歯磨きになってしまいます。
歯磨きの正しい力加減は、歯ブラシの毛先が倒れない程度の力!
150gです^^
と言っても分かりにくいですよね…^^;
ぜひ、計りを使って150gの歯磨きの力を体験してみましょう!
上の写真↑のように150g程度の力だと、歯ブラシの毛先は倒れませんよね。
つまり、毛先が倒れない150g程度の力で磨けば、
『仕上げ磨きが痛い!』なんてことはなくなるんです^^
試してみると分かるんですが、150gって、ほんとに軽い力なんですよ^^
慣れないうちは、
『え?こんなに優しい力で、本当に汚れが取れてるの?』
と疑いたくなると思います^^;
でも毛先が当たっていれば、軽い力でも汚れは綺麗に取れますから安心して下さいね♪
力加減が分かれば、自分の歯磨きにも応用できますから^^
歯ブラシが当たると痛い場所を知る
実は口の中には、『歯ブラシが当たると痛い場所』があるんです。
とくにやりがちなのが、下の写真↓の矢印部分の『筋』に歯ブラシを当てしまうこと。
「筋」に歯ブラシが当たってしまうと痛いので、歯磨きを痛がる原因になってしまうんです…。
『筋』を歯ブラシで傷つけないためにも、下の写真↓のように、
『歯ブラシを持ってない人差し指』で『筋』をカバーしてみましょう。
そして指に歯ブラシをそわせるように磨くんです^^
指でカバーすることで、歯ブラシが『粘膜』や『筋』に当たるのを防ぐことができますから♪
なお詳しい場所ごとの歯磨き方法は、下の記事↓に写真付きで解説しているので、
合わせて参考になさってくださいね。
仕上げ磨き用の歯ブラシは、小さて毛先が少し柔らかめのものを選んであげるといいですよ^^
赤ちゃんが歯磨きを痛がる嫌がる!大暴れする時の3つの対処法
歯磨きのコツが分かっても、赤ちゃんが機嫌良く磨かせてくれるとは限りません。
ときには、大暴れしたり口を開けないことも…。
そんなときは、
①素早く歯磨きする
②美味しい歯磨き粉をつかう
③仕上げ磨きをしばらく中止する
の3つ方法を意識してみてください!
すばやく歯磨きする
嫌がってる子に、時間をかけて歯磨きするなんてできませんよね^^;
そんなときは、歯科衛生士のわたしが娘によくやる前歯の時短の歯磨き方法を実践してみてください♪
娘は歯ブラシを噛む癖があり、短時間で勝負しないと磨けない子。
なのでこの技を使ってます…(汗)
普通、前歯を磨くときは「裏」と「表」から分けて磨きますよね。
でも短時間で「サクッ」と終わらせたいときは、下の図↓のように歯ブラシの毛で前歯を挟んで動かし、一気に表と裏を磨いてみましょう。
ポイントは、歯ブラシで挟んだ状態で歯ブラシの毛先を何度かひねること。
慣れるとかなりの時短テクになるので、嫌がるときはぜひお試し下さい♪
他には、『歯磨きシート』をつかう方法もあります。
指に歯磨きシートを巻きつけ、汚れを拭ってあげれば歯磨き完了です^^
まだ前歯しか生えてない赤ちゃんなら、シートだけでも口の中を綺麗にすることができるんですよ^^
歯ブラシを嫌がるときは、ぜひ試してみてください^^
\詳しい使い方はこちら!/
味の美味しい歯磨き粉をつかう
歯磨きを嫌がるときは、「味の美味しい歯磨き粉」をつかってみるのもおすすめです^^
歯磨き粉の『味』が気にいると、
すんなり磨かせてくれる子も多いんです♪
とはいっても、まだうがいが上手にできなかったり添加物いっぱいの歯磨き粉では、使うのもためらいますよね…。
そんなときは、ドルチボーレ ベビートゥースペーストジェルをつかってみましょう^^
この歯磨き粉、味がグレープ味で美味しいのはもちろん使っている成分が全て「食品」に使用される成分なんです^^
もちろん、
- パラベン
- 合成着色料
- 鉱物油
- 研磨剤
- 洗浄成分
が入っていないので、誤って飲み込んでも安心ですし、「研磨剤」も入ってないので、
赤ちゃんの柔らかい歯や歯ぐきも優しく磨けるんですよ^^
何より泡立ちがないので、仕上げ磨きもしやすく、子ども嫌がりません^^
娘もこの歯磨き粉に変えてからは、スムーズに歯磨きさせてくれるようになりました♪
もうね。
歯磨き粉を味わうくらい気に入っています…^^;
虫歯予防ができるのはもちろん、食品レベルの成分をつかっているので、
- うがいができない子
- 歯磨き粉を飲み込んでしまう子
にも安心してつかえ、なにより美味しいですから^^
実際つかってる様子はこちら↓^^
仕上げ磨きをしばらく中止する
それでも口を開けなかったり、暴れてしまうときは、無理はせずしばらく歯磨きを止めてみましょう!
その間は
- 人形で歯磨き遊びをする
- 歯磨き関連の動画や絵本を見せる
- 顔や口の周りを触ってスキンシップをする
など、赤ちゃんが歯磨きに慣れていけるよう、遊びながら時期を待ってあげてください^^
また、
「歯磨きもお風呂で体をキレイにすることと同じだよ〜」
「キレイになったら気持ちいいよ〜」
と、歯磨きに対して良いイメージを話してみたり、1本でもいいので、とにかく磨けたら褒める…を繰り返していきましょう^^
焦らず焦らず…。
とはいえ
『歯磨きしないと虫歯になるんじゃない?』
と、気になりますよね…^^;
でも、歯磨きできなくても
- お菓子やジュースを頻繁に食べさせない
- 野菜など繊維が多いものを食べさせる
- 食後に水を飲ませる
などで、虫歯になりにくい環境をつくってあげれば、すぐに虫歯になる心配はありませんよ^^
赤ちゃんは唾液も多いので、1日・2日歯磨きできなくても、すぐ虫歯になることはありません。
それに今は虫歯の心配より、少しずつでも歯磨きに慣れてもらう方を優先させましょう!
その方が、結果的に早く歯磨き嫌いを克服できますから^^
なお、虫歯になりにくいおやつの食べ方については、こちらが参考になるのでぜひ♪
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる時の対処法まとめ
赤ちゃんが歯磨きを痛がる原因は、たいていの場合、磨く力が強いからです。
痛くない仕上げ磨きの方法は、
①歯ブラシを持った手を固定する
②歯ブラシの持ち方を意識する
③力加減を覚える
④歯ブラシが当たると痛い場所を知る
の4つがポイントです^^
中でも①の歯ブラシを、
- 顔の上
- あご
- 歯
などに固定して(添えて)磨く方法は、歯ブラシを持つ手が安定し、
驚くほど力を抜いて磨けるようになるのでぜひ試してみてください^^
痛くない仕上げ磨きにはコツがあります。
ポイントをつかんで優しく磨けば、歯磨きを痛がったり嫌がったりしなくなるので、ぜひ実践してみてくださいね!
さらに『美味しい歯磨き粉』をつかうと、歯磨き嫌いがすんなり直って、『これで磨く!』というようになりますよ^^
ドルチボーレの歯磨き粉は、虫歯予防ができるのはもちろん、味も美味しく食品レベルの成分を使っているので、
- うがいが上手に出来ない子
- 歯磨き粉を飲み込んでしまう子
にも使いやすいですから^^
実際つかってる様子は、こちら↓でまとめていますのでぜひ参考にしてみてください^^
虫歯になりにくいおやつの食べ方は、こちらが参考になるのでぜひ♪
コメント