歯がないおばあちゃんや赤ちゃんも食べられる料理はたくさんあるって知ってる?

歯並びが良くなる離乳食
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歯がなくても食べられる料理って、「やわらかいもの」だけよね?

だから赤ちゃんも、「舌で潰せるやわらかいもの」しか食べられないわよね。

という疑問に、歯科衛生士歴13年の経験からお答えします。

結論から言うと、歯がなくてもたいていのものは食べられます!

 

歯科衛生士
歯科衛生士

もちろん入れ歯のおばあちゃん達や、まだ歯が生え揃ってない赤ちゃんも、問題なくご飯を食べることができるんですよ♪

 

そう!

「歯がない=固形物が食べられない」は嘘。

 

でも、なぜそう言い切れるのか。

もちろん、そこにはきちんとした理由があります。

 

そこでこの記事では、歯がない赤ちゃんやおばあちゃん達が問題なくご飯を食べられる理由について、解説していきます。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

歯がなくても食べられる事実を知っていれば、赤ちゃんの離乳食を作るときも、裏ごししたり潰す必要もなくなり、育児の負担が一気に減りますよ♪

 

 

 

 

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歯がないおばあちゃん!使ってない入れ歯は「身だしなみ」のため

入れ歯のおばあちゃんが何でも食べれる理由

突然ですが、わたしの祖母は入れ歯です。

ですが、その入れ歯はテーブルの上に置いたまま、ほとんどつかわれていません。

 

ときどき、祖母の家に遊びに行くと

『いらっしゃ〜〜い!』

と元気な声で出迎えてくれるのですが、ニコッと笑う祖母の口元は…歯がない(笑)

 

『せっかく入れ歯があるのに、使わないの?』

と聞くと、

『邪魔くさくて、外出するときにしか入れないのよ』

という祖母。

 

そうなんです!

祖母は歯がないにも関わらず、食事も特に不自由することなく、何でも食べているのです。

 

揚げ物が好きな祖母に、天ぷらや唐揚げをお土産で持っていくのですが『ありがと〜〜!』と嬉しそうに、入れ歯もなく毎回パクパク食べています(笑)

 

祖母にとって「入れ歯」は、食事のためではなく外出する時の「身だしなみ」のためのものになっているのです。

歯が無い人の食事や料理

入れ歯の人の食事内容

少し話が変わりますが、介護施設で働いている友人から聞いた「施設のおじいちゃんやおばあちゃんの食事の様子」が面白かったのでご紹介します。

 

施設ではたいてい誤嚥などの観点から、食べやすいように「ペースト状」にしたり「細かく潰された食事」が出るそうです。

 

しかし、噛まずにすぐに飲み込めるこれらの食事では『食べたい気がしない…』と、不満を言うおじいちゃんやおばあちゃんも多いのだとか…。

 

しかも噛まなくてもいい食事を食べていると、「口の機能」はすごいスピードで低下していくんです。

 

たとえばおばあちゃんの筋力が落ちて、「足」が弱ってきたとします。

そこですぐに車椅子の生活にしてしまえば、どんどん筋力が弱くなってもっと歩けなくなってしまいますよね。

おばあちゃんの足に筋力を取り戻すためには、散歩に出かけるなど足を動かさなくてはいけません。

 

これは「口」も同じです。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

つまり「柔らかいもの」ばかり食べていると、噛んだり飲み込むことが、どんどん下手になってしまうんですよ。

口は最初に栄養が入る場所。

その大切な器官が衰えてしまえば、全身の健康にも悪影響を及ぼすことは明らかですよね。

 

それに、ペースト状の食事では「これは新玉ねぎですよ♪」と言われても、形もない料理では見た目を楽しむこともできません…。

 

「見た目」は食事の重要な要素です。

 

だからこそ病気以外の方は、歯がないからとすぐに柔らかくしたりペースト状にせず、「噛む」という行為をもっと大切にしてほしいのです。

 

歯がなくても、イカやタコ以外は何でも食べられる!

そしてもう1人、友人の働く施設にいた、全部の歯がないおばあちゃんの話が面白かったのでご紹介します。

やはりそのおばあちゃんの入れ歯も、普段から全く使われてない状態でした。

 

そんなおばあちゃんですが、入れ歯もなしにリンゴを平気で食べていたそうなんです!

歯科衛生士
歯科衛生士

もちろん擦りおろしたリンゴではなく、わたし達が普段食べる大きさリンゴですよ(笑)

そのおばあちゃん言わく、『イカとタコはさすがに噛み切れないから死ぬかと思ったけど、その他の物なら歯ぐきで何でも食べれるわぃ…』

 

なんと!パワフルなおばあちゃん(笑)

 

施設で働く友人言わく、

『歯がないおばあちゃんやおじいちゃん達が、リンゴも普通に食べれることを知ってる人って、いないんだよね〜。歯がなくてもみんな何でも食べれるのに(笑)』

 

『歯ぐき鍛えてるせいか、口の周りの筋肉が鍛えられてるせいか分からないけど、入れ歯のあるなしに関係なく、顔つきも変わらないんだよ~』

 

と話していました。

 

わたしの祖母や施設のおばあちゃんをみても、歯ぐきを使えば、たいていのものは何でも食べられる!と言えますよね。

 

赤ちゃんも歯がなくても食べられる理由

歯がない赤ちゃんもなんでも食べられる理由

入れ歯のおばあちゃん達も、歯がなくても問題なく食事ができています。

それはもちろん、赤ちゃんだって同じこと。

 

あなたも、「まだ前歯しか生えてないから…」と、離乳食をペースト状や裏ごしして作っていませんか?

 

実は赤ちゃんに「やわらかい離乳食」を食べさせることは、口の成長から言えば「非常にマズイ」ことなんです!

それはなぜか。

理由はとてもシンプルで、やわらかいものばかり食べさせていると、いつまで経っても噛む練習ができないからです。

 

それに赤ちゃんって、歯がなくても「舌」をつかって食べることができるんですよ。

そして成長とともに歯ぐきで上手に食べるようになって、歯が生えてくると噛んで食べるようになるんです。

 

つまり、歯が生えたから食べられるのではなく「食べること」は赤ちゃんが口の動かし方を練習しながら身につけていく!ということ。

 

歯がなくても赤ちゃんなりに、歯ぐきや舌をつかって工夫して食べようと試行錯誤します。

歯科衛生士
歯科衛生士

だからこそ、歯がまだ生えそろってない時期から、いろいろな食感や大きさの食べ物をあげることは、赤ちゃんにとって大きな経験になるんですよ。

 

でも、裏ごししたりペースト状の離乳食では噛む練習ができませんよね…。

つまり、柔らかい離乳食のせいで、せっかくの赤ちゃんの成長のチャンスを、わたし達大人が奪っている…ということになるのです!

 

なお、離乳食を裏ごししたり潰してはいけない理由は、下の記事が参考になりますので合わせて参考になさってくださいね♪

離乳食は裏ごししない・わざわざ作らない!赤ちゃん用の食事が招く危険とは
赤ちゃんの離乳食って、いつから始めればいいの? どんな硬さのもの?大きさはどれくらい? という疑問に、自身も1児の母で歯科衛生士歴13年の経験からお答えします。 結論から言えば、赤ちゃんを何でも食べる子にしたいなら、離乳食はつ...

 

 

歯がなくても柔らかい離乳食は作らない!

わたしは「歯がなくても、赤ちゃんは離乳食を食べられる!」という事実を、1人でも多くのパパやママに知ってほしい!と願っています。

歯科衛生士
歯科衛生士

だからこそ、このブログで発信し続けているんです。

「歯がなくても食べられる!」という事実を知らないから、「奥歯が生えたから、これを食べさせよう!」と、月齢や歯の本数で食べ物を分けてしまうんです。

 

そして「育児書や栄養指導の通りに離乳食をあげてるのに、赤ちゃんが食べてくれない…」と、ノイローゼになるママが増えてしまうんです。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

そんな患者さんを、わたしは何百人も見てきました…。

赤ちゃんの成長が1人1人違うのは、当たり前のことです。

なのに「○ヶ月になったらこの食材を食べさせましょう!」と、全員を同じ表に当てはめてしまうのは、なんだかおかしいですよね。

 

実際に患者さんの赤ちゃんも、「同じ食材」なのに7ヶ月で食べられる子もいれば、1歳を過ぎて食べる子もいました。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

でも、これが普通なんです。

だから、育児書通りに赤ちゃんの離乳食が進まなくても、心配する必要はないんですよ。

 

それに「歯」はあくまでも道具です!

だって、歯には筋肉はついていませんよね!

歯を動かしているのは、周りの筋肉です!

 

つまり立派な歯があっても、うまくつかいこなせる筋肉がないと、上手に食べることはできないんですよ。

 

例えば「切れ味抜群の包丁」があっても、料理が全くできない人では、上手に包丁をつかいこなすことができませんよね。

でも、料理になれている人なら、「トントントン~♪」と軽快に包丁をつかいこなすことができます。

このように、力をコントロールできる筋肉があってこそ、うまく道具をつかいこなすことができるのです。

 

もちろんこれは、「食べること」も同じです!

 

口の周りの筋肉や舌やほっぺたを上手に動かせるようになっていれば、赤ちゃんは歯がなくても「歯ぐき」や「舌」で食べ物を潰すことができるんです。

その延長で歯が生えてくると、歯で噛んで食べるようになるんですよ。

 

ママ
ママ

じゃあ、どうすれば赤ちゃんの噛む力を鍛えられるの?

歯科衛生士
歯科衛生士

その答えは、しっかり母乳を飲ませたり、離乳食をよく噛ませることです。

母乳やミルクをしっかり飲んだ赤ちゃんは、自然に口の周りの筋肉をうまく動かせるようになってきます。

その結果、、離乳食になってもスムーズに噛んだり飲み込める子に成長していくんですよ♪

 

赤ちゃんが「食べること」の基礎を身につける時期は3歳頃までと言われています。

 

だからこそ、この時期にしっかりと「噛める離乳食」を食べさせて、舌や口の動かし方をマスターしてもらいましょう。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

ちなみにわたしは歯が生えてない時期から、1回も「離乳食」を作らず娘を育ててきました。

今ではなんでも平気で食べる子に育っていますよ♪

 

 

なお、詳しい離乳食の進め方は下の記事でまとめているので、ぜひ参考になさってみてくださいね♪

簡単なのに、赤ちゃんの噛む力がつく方法を紹介しています。

離乳食は7ヶ月から始めるとよく食べる子に!嫌がるのは時期が早いからです
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「よく噛める子になる哺乳瓶」の選び方は、こちらが参考になります!

【哺乳瓶のちくびの種類と選び方】おすすめは母乳と飲み方が同じもの!
哺乳瓶ってどれを選べばいいの? 赤ちゃんが飲みやすいものを選んだ方がいいの? という疑問に、これまで100人以上の赤ちゃんと関わってきた歯科衛生士が、13年の経験からお答えします。 結論から言うと、哺乳瓶の選び方を間違...

 

 

歯がなくてもなんでも食べられる理由まとめ

施設のおばあちゃん達と同じく、赤ちゃんだって歯がなくても「歯ぐき」や「舌」をつかって食べることができます。

 

でも、ペースト状の食事や離乳食ばかりでは、決して口の機能は上がりませんよね。

 

「潰したご飯じゃ食べた気がしない~」と言っていたおばあちゃんのように、噛める食事を赤ちゃんに食べさせてあげることで

  • 食べ物がしっかり噛める
  • 食べ物を上手に飲み込める

効果が期待できます。

 

食べることは一生続きます。

 

どうか「今」だけを見ずに、長い目で「食べる」ということを考えてほしいのです。

健康なおばあちゃんや赤ちゃんなら、歯がなくても食べられます!

赤ちゃんはわたし達が思ってるより、ずっとたくましいですから!

 

なお、具体的な離乳食の進め方は下の記事↓を参考にして、ぜひ「噛める離乳食」を赤ちゃんに食べさせてあげましょう!

離乳食は7ヶ月から始めるとよく食べる子に!嫌がるのは時期が早いからです
離乳食っていつから始めればいいの? 育児書や保健師さんは、当たり前のように5ヶ月から始めるよう言ってるけど…。 いつからどうやって始めていこう…。 という悩みに、自身も2歳の娘を育児中。 これまで何百人もの赤ちゃんの食事...

 

 

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