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仕上げ歯磨きしても歯のぬめりが取れない!表面のヌルヌルの原因と4つの対策法

仕上げ磨き
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あれ?この子の歯、指で触るとヌルヌルしてる…。

なんで磨いたのに、ぬめりが取れないの…。

という疑問に、歯科衛生士歴13年の経験からお答えします^^

 

せっかく磨いたのに、歯のぬめりが取れないとスッキリしませんよね…。

 

結論から言えば、歯のぬめりは、きちんと磨けてない証拠!

 

歯科衛生士
歯科衛生士

歯のぬめりがあるままだと、虫歯リスクが高くなってしまいます。

 

そこでこの記事では

 

  • 歯のぬめりの正体
  • 歯のぬめりを取る方法
  • ぬめりを放っておくデメリット

 

についてベテラン歯科衛生士が解決します!

子どもの歯をキュキュッ!と仕上げ磨きできるよう、ぜひ参考になさってください^^

 

仕上げ磨きをしても残る歯のぬるぬるの原因

歯磨きしても歯がぬるぬるする原因

歯の『ぬめり』は、そのまま放っておくと、虫歯の原因になります。

 

その理由は、歯のぬめりは「バイオフィルム」という細菌の塊だから。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

『ぬめり』の中は虫歯菌にとって、とても住み心地がいい場所。

 

そのため『ぬめり』を放っておけば、中でどんどん虫歯菌が増殖し、歯や歯ぐきが炎症を起こしてしまうんです。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

だからこそ、綺麗に『ぬめり』を取っておく必要があるんですよ^^

 

歯がヌルヌルする正体

歯のぬるぬるの正体は、『バイオフィルム』という細菌の塊です。

 

この『バイオフィルム』、身近なところでは、

  • 台所
  • お風呂場の排水溝

の嫌なぬるぬると同じようなもの。

 

お風呂場のぬるぬるを取るには、水を流すだけではダメですよね。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

タワシやスポンジで、しっかりこすらなくてはいけません!

 

つまり歯のぬるぬるも、うがいだけではとれない!ということ。

 

もちろん、まだ『ぬるぬるの膜』が薄いうちなら、歯ブラシで取ることができます。

 

でも何日も『ぬるぬるの膜』を放っておいたら、歯に強力にこびりつき、もう歯ブラシでは取れなくなってしまいます。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

こびりついた『ぬめり』は、歯医者でないと取りきることができません…(汗)

 

そのままでは、歯磨きしにくい

  • 歯の間
  • 歯ぐきの間
  • 歯並びの悪いところ

にどんどん細菌の塊が増えてしまい、虫歯や口臭の原因になってしまうんです。

 

しかも、歯に『ぬめり』がこびりついたままでは、せっっかく

  • 歯磨き粉
  • フッ素

をつかっても、その成分が歯に届きません…!

 

そんな厄介な『ぬめり』を子どもの歯に残しておくなんて、絶対嫌ですよね…。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

だからこそ、『ぬめり』が残らないよう、歯ブラシで丁寧に磨いてほしいんです^^

 

 

 

歯のぬめりの取り方と歯磨き方法

そもそも歯磨きの本当の目的は、『口の中の細菌を取り除く』こと。

 

歯のぬるぬる感が残っている!ということは、残ながら歯ブラシがきちんと歯に当たっていない証拠。

 

とくに、

  • 歯と歯ぐきの間
  • 歯の間

など歯磨きしにくい場所は、ぬめりやすい場所。

 

仕上げ磨きをするときは、歯の表面だけでなく、この2ヶ所にも毛先が当たるよう、意識して磨くようにしましょう。

 

まず歯の表面を磨くときは、下の図↓のように、歯ぐきにも少し毛先が当たるよう、
歯に直角(90度)に歯ブラシを当ててみましょう。

歯ブラシを直角に当てることができたら、小刻みに横に動かして汚れをとっていきます。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

このときのポイントは、絶対にゴシゴシ磨きをしないことです。

 

ゴシゴシ磨きをすると、歯ブラシが歯ぐきからズレてしまい、磨き残しの原因になるからです。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

とくに乳歯は小さいので、1本ずつ磨く意識で動かしましょう^^

 

歯の裏側は、上の図の右側のように、歯ブラシを「斜め」にすると、歯ぐきの間まで毛先が届きやすくなりますよ♪

 

歯科衛生士
歯科衛生士

正しく磨けると、指で歯を触るとキュキュ!っと音がするようになります^^

 

なお、それぞれの場所の磨き方は、こちら↓で写真付きで紹介しているので、参考になさってくださいね^^

歯科衛生士
歯科衛生士

おすすめ歯ブラシも紹介してるのでぜひ♪

赤ちゃんを虫歯にしない仕上げ磨きのやり方とコツ!おすすめ歯ブラシの選び方を歯科衛生士が紹介
赤ちゃんを虫歯にしない仕上げ磨きのやり方やコツを歯科衛生士が紹介します。痛くない歯ブラシの選び方や磨き方や体勢を知っておくと、仕上げ磨きが一気に楽になりますよ。

 

歯をぬるぬるにする原因と対処法

歯がヌルヌルする原因

虫歯菌は、食べ物の中の『糖』と出会うことでネバネバ成分をつくり、歯にくっつきます。

 

そして虫歯菌は食べ物の「糖」をエサにして「酸」をつくり、歯のミネラルやカルシウムを溶かして穴を開けていくんです…。

 

つまり、虫歯菌がいるだけでは虫歯にはならない!ということ。

 

虫歯菌は「糖」がないと歯を溶かせない!ということです。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

でもわたしたちの食事って、お菓子だけでなくご飯にもパンにも『糖』が必ず含まれていますよね…^^;

 

つまり食事をするたびに、虫歯菌はネバネバ成分を作り出している!ということ。

 

こう聞くと、『じゃあ食後すぐに、仕上げ磨きしなくちゃいけないの?』と不安になりますよね…。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

安心して下さい♪

口の中の唾液の働きで、歯の汚れは洗い流されていますから^^

 

でも

 

  • お菓子をちょこちょこ食べさせている
  • ダラダラジュースを飲ませている

 

など、口の中に常に『糖』がある状態だと、口の中のぬるぬるはひどくなるし、ベッタリくっついて唾液では取れなくなってしまいます。

 

だからこそ、歯磨きを丁寧にすることはもちろん

時間や量を決めてお菓子やジュースをあげる
・歯にくっつきにくい食事やおやつにする
・食事をよく噛んで、唾液をたくさん出す
・鼻呼吸をさせる

ことが大切なんですよ^^

 

おやつは時間や量を決める

おやつをあげるときは、ダラダラ食べをしないよう、時間を決めて食べさるようにしましょう。

 

また

  • ボーロ
  • 赤ちゃんせんべい

などのお菓子は、袋ごと渡さず、必ずお皿に必要量だけ出すようにしてください^^

 

歯科衛生士
歯科衛生士

時間・量を決めることで、ダラダラ口の中に『糖』が残るのを防げますから^^

歯にくっつきにくいおやつにする

とはいえ小さい子って、まだ胃が小さいので回数を分けて食事をすることも多いですよね。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

そんなときは、『おやつ』の選び方に気をつけるといいですよ^^

 

赤ちゃんにもおすすめの『おやつの選び方』は、こちらが参考になるのでぜひ♪

赤ちゃんにおやつはあげないとダメ?必要?おにぎりや果物で十分な納得の理由
赤ちゃんにおやつはあげないとダメ?必要?という疑問にお答えします。おやつはおにぎりや果物にすることで、虫歯予防になる理由を紹介します!

 

 

よく噛ませて唾液を出す

よく噛んで唾液を出させることも、ぬめり予防になります^^

 

唾液がたっぷり出ている口の中なら、虫歯菌も唾液で流されてしまうし、ぬめりも歯に付きにくくなるからです。

 

でも今の食事って、『ほとんど噛まずに飲み込めるもの』が多いですよね。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

このままだと、唾液が十分口の中に出ません…。

 

とはいえ、『よく噛んで食べなさい!』と毎回注意するのも大変です…。

 

解決策は、『無意識に噛む回数が増える食事』をつくること^^

 

実は『硬いもの』を使わなくても、

 

  • キャベツなど繊維の多い野菜を出す
  • キュウリをステック状にしてかじらせる
  • 煮物の野菜を大きめに切る

 

などすれば、簡単に噛む回数を増やすことができるんです^^

 

詳しい方法は、こちら↓で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください^^

歯科衛生士
歯科衛生士

赤ちゃんから実践できる方法ですから^^

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鼻呼吸をさせる

  • 口呼吸をしている
  • 口がいつも開いている

などの癖があると、口の中が乾燥して唾液が出ず、虫歯菌や歯の汚れを洗い流すことができません。

 

口が開いているときは、閉じるよう声をかけたり、下の記事を参考に『鼻呼吸』を習慣づけるようにしましょう。

 

▼普段から口を閉じる方法は、下の記事にまとめています▼

口呼吸の原因と治し方!口を閉じる子供に大変身する6つの改善方法
赤ちゃんの口呼吸の治し方を紹介します。自然に口が閉じられる子にするコツを6つ歯科衛生士が紹介します。

 

歯のぬめりの正体まとめ

歯のぬめりの正体は、『バイオフィルム』という細菌のかたまりが歯にくっついているからです。

 

ぬめり予防には、

  • 丁寧な歯磨きでぬめりが薄いうちに除去する
  • ダラダラ間食を食べない
  • よく噛んで唾液を出す
  • 口を閉じる

を心がければ、嫌なぬめりを防ぎ虫歯を予防することができます!

 

反対に歯磨きが不十分だったり、口呼吸などで口の中が乾燥した状態だと、どんどん細菌バリアは厚みを増し頑丈になってしまいます。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

頑丈になれば、もう歯ブラシでは取ることができません(泣)

歯の表面がヌルヌルは、口の中で細菌が増え始めているサイン!

 

ぜひ今回紹介した方法を意識して、口の中を快適にしてあげましょう^^

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

なお新鮮な野菜をたくさん噛むと、唾液がたくさん出てぬめり予防になります!

赤ちゃんにも安心して食べさせられる野菜の選び方は、こちら♪

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