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赤ちゃんが口を開けて寝る癖を直したいけどおしゃぶりはよくない?【歯科衛生士の答え】

離乳食つらい
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鼻もつまってないのに、いつも口が開いたまま寝てる…。
『口呼吸』は良くないって聞くけど、どうすればいいの?
という疑問に、歯科衛生士歴13年の経験からお答えします^^

 

結論から言えば、口が開いて『口呼吸』になっているなら
『おしゃぶり』をつかってみるのも1つの手
です。

 

『口呼吸』が癖になると、

  • 病気
  • 虫歯

になりやすいため、ぜひ『鼻呼吸』を習慣にしてほしいんです。

 

とはいえ、

ママ
ママ

『おしゃぶり』って歯並びに良くないって聞くし、
あまり使いたくないな…。

と、不安もありますよね。

 

 

そこでこの記事では、

・赤ちゃんが口を開けて寝る原因
・歯並びを悪くしないおしゃぶりの使い方

・口呼吸のデメリット

について紹介します^^

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

口を閉じる習慣は、早いほうが直しやすいです。
ぜひ参考になさってください^^

 

赤ちゃんがいつも口を開けて寝る原因

寝ているとき口が開いてしまう原因は、『口を閉じておく体力』がないからです。

 

口を閉じるには『重力』にさからって、下唇を持ち上げる必要がありますよね。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

これ『口の体力』がないと、かなり難しいことなんです。

 

でも赤ちゃんは本来、みんな口を閉じて『鼻呼吸』できるはず^^

 

なのに口が開いてしまうということは、

風邪などで鼻がつまっている
・『口の運動』をしてこなかった

可能性があります。

 

赤ちゃんにとっての『口の運動』は、

  • おっぱいやミルクを飲む
  • 離乳食を噛んで食べる

こと^^

 

でも、口が開いてしまう赤ちゃんの中には、

・口をほとんど動かせない『哺乳瓶』をつかっている
・噛まずに離乳食を食べている

など、口をあまり動かさず育った子がいます。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

その結果、唇を持ち上げる体力がなく、
ポカーンと開いた口になっているのです。

 

\詳しい原因や対策はこちら/

赤ちゃんの口がいつも開いている!口を閉じない半開きの原因と解決策
赤ちゃんの口がいつも開いている原因と予防方法を丁寧に紹介します。

 

 

赤ちゃんのおしゃぶりはよくない?口が開くなら使うのもあり!

赤ちゃんが口を開けて寝るなら、先ほど紹介したように

  • おっぱいやミルクをしっかり飲ませる
  • 離乳食を噛んで食べさせる

ことで、『口の体力』をつけることが大切です^^

 

と同時に、『おしゃぶり』をつかってみるのも1つの手!

 

とはいえ、

ママ
ママ

でも『おしゃぶり』って、歯並びが悪くなるんじゃ…。

と不安もありますよね。

 

 

たしかに長期間おしゃぶりをつかったり、噛むなどの習慣が続くと、
歯並びが悪くなる可能性もあります。

 

 

でも今『口を閉じること』と『歯並び』のどちらを優先させるか…を考えると、
赤ちゃんの場合『口を閉じること』を優先した方がいいです。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

口が開いていると、『口呼吸』が癖になってしまいます。

 

口呼吸が癖になると、虫歯や歯並びへの影響が大きくなってしまうからです。

 

\口呼吸のデメリットはこちら/

赤ちゃんの口がいつも開いている!口を閉じない半開きの原因と解決策
赤ちゃんの口がいつも開いている原因と予防方法を丁寧に紹介します。

 

 

 

もちろん四六時中、おしゃぶりくわえさせるのは問題ですが、
『口呼吸予防』や『口を閉じさせるため』に、

 

  • 寝るときだけつかう
  • 2歳頃までつかう

 

なら、歯並びへの負担も心配しすぎなくて大丈夫ですから^^

 

おしゃぶりで歯並びが悪くなる理由・デメリット

おしゃぶりで歯並びが悪くなってしまう理由は、

  • 長期間つかっている
  • 強く噛んでいる

などが原因です。

 

長期間つかっている

長期間おしゃぶりをつかうと、歯並びが悪くなります。

 

おしゃぶりは『乳歯の奥歯』が生えてくる前の、2歳頃を目安にやめるようにしましょう。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

2歳頃にやめさせられれば、
歯並びの心配はいりませんから^^

強く噛んでいる

強くおしゃぶりを噛む癖があると、歯の間に隙間ができ、歯並びが悪くなってしまいます。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

起きているとき強く噛む子が多いので、
おしゃぶりは夜だけの使用にしましょう^^

 

 

余談ですが、いつもおしゃぶりをくわえていると、
赤ちゃんの『成長チャンス』もなくしてしまいます。

 

この時期の赤ちゃんって、なんでも口に入れたり舐めたりしますよね。

 

舐めることで「形」や「味」や「硬さ」を確かめ、『それがなんなのか』知ろうとしてるんです^^

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

口は、赤ちゃんにとってセンサー^^

 

でも、いつも『おしゃぶり』をくわえていると、学習チャンスを奪うことになったり、
言葉を発する機会を失ってしまう可能性があります。

 

だからこそ、『寝るとき』など時間を決めてつかってほしいんです^^

 

 

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赤ちゃんのおしゃぶりやめさせ方

おしゃぶりをつかうなら、歯並びの影響を考え2歳頃を目安にやめられるよう調整しましょう。

 

とはいえ、急におしゃぶりを取り上げてしまえば、
赤ちゃんはストレスを感じるし、精神的にもよくありません…。

 

 

やめさせるときは、無理に取り上げるのではなく、

・少しずつおしゃぶりをくわえる時間を減らす

・手遊びや絵本を読むなど他に集中させる

・外でたくさん遊ばせる

・言葉が分かるようなら「おしゃぶりはもう卒業ね」と言葉で何度も話す

など、自然にやめさせられるよう促していきましょう^^

 

と同時に、おしゃぶりがなくても自然に口が閉じられるよう、口の周りを鍛えておきましょう^^

 

歯科衛生士
歯科衛生士

口を閉じる子にするためにも、
ぜひ離乳食は作らないでほしいんです。

 

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赤ちゃんからよく噛む習慣があると、自然に

  • あご
  • ほっぺた

の筋力をつけることができ、重力に逆らって唇を持ち上げ『口を閉じられる子』になります^^

 

・昼間は、離乳食をよく噛ませる!
(ミルクや母乳を飲んでいるなら、しっかり飲ませる)・夜は、おしゃぶりをつかって口を閉じさせる!

 

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すると『おしゃぶり』をつかわなくても、寝ている間も自然に口が閉じられる子になり、
鼻呼吸が習慣になっていきますから^^

 

 

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赤ちゃんが口を開けて寝る!口呼吸のデメリット

赤ちゃんが鼻呼吸をしている理由

口が開きっぱなしになると、『口呼吸』が癖になります。

 

呼吸には、

・鼻から空気を吸う鼻呼吸
・口から肺に空気を入れる口呼吸

の2種類があり、どちらも「息」はできます。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

でも「鼻」と「口」では、天と地ほどの差があるんです!

 

なぜなら、呼吸を「口」にするだけで、

  • 病気
  • 虫歯

になる可能性が高くなってしまうから。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

その理由は、体に入ってくる『空気の流れ』にあります。

 

たとえば、寒い日に、

 

  • 『鼻』から息を吸ったとき
  • 『口』から息を吸ったとき

 

で、体に入る「空気の冷たさ」に違いを感じますよね?

 

歯科衛生士
歯科衛生士

『口呼吸』の方が、体の中が冷えますよね。

 

その理由は『口呼吸』をすると、口から入った冷たい空気がダイレクトに体の中に入ってくるから。

 

しかも『口呼吸』で入ってきた空気は、口の中や喉の水分やを奪いながら肺へ移動します。

 

 

冷たい空気がいきなり体の中に入ってくるだけでなく、

  • 喉を痛めたり、乾燥する
  • 口の中が乾燥し、虫歯になる可能性が上がる

原因になってしまうんです。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

口の中が乾燥すると、歯の表面も乾燥します。

 

すると、唾液が歯の汚れを洗い流せず、虫歯リスクが上がってしまうんです。

 

 

しかも口呼吸が癖になると、鼻呼吸をしなくなってしまいます。

その結果、鼻に空気が流れず分泌物が乾燥し、ますます鼻が通らなくなる悪循環に…。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

だからこそ、口呼吸は早く直す必要があるんですよ。

 

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鼻呼吸の3つのメリット

赤ちゃんの呼吸はいつまで鼻呼吸

歯科衛生士
歯科衛生士

一方で鼻呼吸には、メリットしかありません^^

 

鼻呼吸をすると、鼻から吸い込んだ空気は『鼻のフィルター』を通って温められ、肺へ送られます。

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

喉も乾燥しません^^

 

しかも鼻から吸い込まれた空気は、曲がりくねった鼻の中を通るので、

①ほこりや細菌やカビなどを取り除く
②温度を一定に保つ
③温度の調整

働きまであるんです^^

 

ほこりや細菌を取り除く

鼻の穴の中には「鼻毛」だけでなく、繊毛(せんもう)があります。

 

この繊毛のおかげで、

  • ウイルス
  • ホコリ
  • カビ

など有害なものを鼻水として外へ出し、体の中に入らないようにしてるんです^^

 

 

歯科衛生士
歯科衛生士

まさに鼻は、身体の空気清浄機

 

温度を一定に保つ

歯科衛生士
歯科衛生士

鼻呼吸は、空気の温度調節もしてくれます^^

鼻から入った空気は、温められて肺へ入っていきます。

 

「冷たい空気」も温められてから喉を通るので、喉を痛めることがないんです^^

 

 

湿度の調整

鼻呼吸は空気を温めるだけでなく、『加湿』もされます。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

加湿されると、湿気で細菌の侵入を防いでくれるんです^^

 

ウイルスや細菌は「乾燥した環境」が好きなので、加湿された環境では繁殖できません。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

加湿された空気は喉にも優しいので、
風邪予防になるんですよ♪

 

以上の働きからも、口呼吸が癖になる前に、早めに『口を閉じる習慣』をつけてあげましょう。

 

 

赤ちゃんが口を開けて寝るまとめ

口が開いてしまうなら、おしゃぶりを使うことも考えてみましょう。

 

歯科衛生士
歯科衛生士

と同時に離乳食をよく噛ませて、
口の周りの筋力をつけることも大切です^^

 

口を良く動かせば、自然に口が閉じられる子になって、『鼻呼吸』が習慣になっていきます^^

 

ぜひ

・昼間は、離乳食をよく噛ませる!
(ミルクや母乳を飲んでいるなら、しっかり飲ませる)・夜は、おしゃぶりをつかって口を閉じさせる!

を意識してみてください^^

 

歯科衛生士
歯科衛生士

成長してからポカン口を直すって、けっこう大変ですから…。

 

\口を鍛える方法はこちら/

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